カーポートの後付けゲートで失敗したくないあなたへ
先にカーポートを設置してある駐車場。ここに、カーゲートの後付けはできるのでしょうか? ゲートの種類や選び方で注意することがあれば知りたいです。、おすすめ商品、費用を知ってコスパよく設置したい。失敗したくないから注意点も教えてください。
カーゲートは後付けできますが、使わなくなるケースも多いです。
既存の駐車場に後付けするには、リフォーム時の選び方を押さえなくてはいけません。
この記事では
- 後付けカーゲートの必要性の見極め
- カーゲートで検討される4種類、メリット・デメリット
- カーゲートを後付けする方法、注意点
- おすすめ商品と相場価格
について、解説します。
ゲート後付けで失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。
カーポートの後付けゲートも外構のプロにお任せ
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後付けしてでも、カーポートにゲートは必要か?
カーポートを設置してからでも、ゲートの後付けはできます。
新築時の外構工事と比べても、費用はそれほど変わりません。ただ、電動式の跳ね上げゲートは例外で、配線工事が必要なため費用が高くなります。
ゲートは後付けできるものの「ぶっちゃけいらない」というのが庭ファンの主張です。
超悲しいことに、せっかく後付けしても、カーゲートはだんだん使われなくなるんですよ。
ためしに住宅街を5分ほど歩いてみてください。すると「設置したカーゲートを何年も使っていないお家」が多いことに気づくはずです。
伸縮タイプなら開けっ放し、跳ね上げタイプは上げっ放しの家の多いこと、多いこと。
要らないものにお金を出すのはもったいない! ジャマになっちゃうなんて論外ですよね。だから本当に必要かどうかよーーく考えてくださいね。
盗難防止やドッグラン用に設置するのはアリ
ただ、防犯が気になる人、ドッグラン用にお庭をクローズしたい人は、設置もアリ。
防犯目的で検討しているなら、「むこう三件隣」を参考にして決めてください。
ゲート付きのご近所さんが多ければ、ない家は狙われやすくなるので設置をおすすめします。
そりゃまわりはカーゲートだらけで、うちの駐車場だけ出入り自由なら、ターゲットになりやすいと想像できますよね。
逆にカーゲートのないお家が多い環境なら、ムリに付ける必要はありません。
普段は「他人の芝を見ないで」とお伝えしていますが、防犯はターゲットにならないのが重要なので、周辺環境を見てから「必要or不要」を決めてください。
実際、庭ファン宅の周りは田舎過ぎるので、どのお宅もカーゲートを付けていません。
正しい外構業者さんは、ゲートを売れば売上になるので普通こんなこといいませんw
が、私は忖度なく言います。
また、ドッグラン用に活用する場合は、ご主人が通勤で車を使っているときに日中空いている駐車場からワンちゃんが逃げ出さないよう伸縮タイプや跳ね上げゲートでガードすることが多いです。
カーポートの後付けゲートで検討される4種類
それでも、どうしても後付けのカーゲートが必要なお家のために、よく検討される4種類のカーゲートの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
あとでくわしく解説しますが
- 電動式の跳ね上げゲートは費用が高くなる
- 引戸タイプは横幅を取るのでリフォーム向きではない
この2点は注意してくださいね。
跳ね上げ式(アップゲート)は、楽チン操作
跳ね上げ式のゲートは、「アップゲート」「オーバードア」「スイングゲート」とも呼ばれる商品で、リフォーム用としても人気です。
跳ね上げ式のゲートは、手動式と電動式があります。電動式が楽なのはもちろん、手動式でもバネやダンパーの補助動力が入っているので、女性でも片手でラクラク上げ下げできるんです。
メリット
- かっこいい
- 上げ下げの負担が少ない
- 目隠し機能がある
デメリット
- 値段が高い
- 通行高さに制限がある
- カーポートなどに干渉することがある
跳ね上げ式ゲートは、見た目もカッコよく上げ下げが楽チン。ただ、既存のカーポートの柱や屋根、雨樋などに干渉しないよう設計する必要があります。
とはいえ電動式跳ね上げゲートは後付けに不向き
ただし、電動式の跳ね上げゲートは後付けには不向きです。
設置に当たり電源コードの埋設工事が必要で、1mあたり1万円~と、追加費用がそれなりにかかるからです。
最寄りのコンセントからカーゲートの柱までの距離が10mだと埋設工事だけで10万円。それに加えて本体代・電気工事代が上乗せされます。
電源コードが出ていると、車で引っ掛けたり断線の恐れがあるため、地面に埋め込まなくてはいけません。
新築は外構工事のタイミングでコードを埋め込めますが、後付けの際には、既存のコンセントから近い方にモーター柱を配置するのが定番です。
既にコンクリートが敷いてあるなら、コードを通す部分のコンクリートを10cm幅で撤去、配管の敷設、再びコンクリートを敷くという大掛かりな作業になります。
どうしても電動式にリフォームしたいなら、片側モーターがおすすめです。
跳ね上げゲートには片側モーターと両側モーターの商品があります。
片側モーターなら、片側の工事だけで済むので両側モーターより安く設置できます。両側モーターだと、両方の柱と真ん中に配線が必要なのでその分費用が高いです。
以下のようにメーカーさん・商品ごとに、片側モーターか両側モーターか異なります。
- 三協アルミさん「ラビーネ」…全商品片側モーター
- LIXILさん…両側モーターと片側モーターが混在
- YKK APさん…1台用は片側モーター、2台用は両側モーター
工事費削減のため、片側モーターの商品を選ぶか、コンセントの場所を基準に商品選定するのがおすすめです。
ちなみに、オプションで両側モーターにできます。
伸縮タイプの後付けも安い
伸縮タイプは、「伸縮門扉」「伸縮ゲート」「カーテンゲート」「アコーディオン門扉」などいろいろな呼び方があり、後付けでも人気の種類です。
マニアックな話になりますが、伸縮タイプの後付けを「ベースプレート施工」などにすれば、柱を埋め込まなくてもよく、少ない工程で安く設置できます。
小型のワンちゃんの脱走防止用に、隙間を狭くしたペットガードタイプもあります。
メリット
- 価格が安い
- 後付けしても費用はそこまで変わらない
- 狭いスペースでも設置できる
- ドッグランに対応できる(小型犬向けの商品もある)
- 高さに制限がない
デメリット
- ほかのタイプのカーゲートより壊れやすい
- 目隠しできない
- 開閉が面倒くさい
安いしワンちゃんの脱走防止用に使えるのが魅力ですが、ほかのタイプと比べて耐久性が低いことや開閉が面倒くさい…などデメリットもあります。
引戸タイプ(スライド門扉)は後付けに向かない
正直なところ、引戸タイプのカーゲートは後付けには向いていません。
ほかのタイプより強度が高くておしゃれですが、ものすごーーく横幅が必要です。
たとえば、横幅5mの駐車場に設置する場合、その5m分を引き込む場所が必要になるので、合計10mくらいの横幅になります。
もちろん、引き代分のスペースもリフォームする必要があります。
さらに、左右に勾配があると取り付けられません。
横幅10m水平の土地なんてないよ…(しかも、プラスして人の出入りする通路が必要です)
なので、庭ファンはリフォームで引戸タイプを付けたことがないです。
メリット
- かっこいい
- 開閉を自動化できる
- 高さの制限がない
- 強度が高い
デメリット
- 横幅に余裕を持たせないといけない
- 傾斜があると取りつけNG
- 制限が多すぎるため、後付けは現実的ではない
とはいえ、「こんな種類もあるんだ」と知っていただきたくて紹介しました。
カーゲートの選び方について知りたい方は、以下の記事もお読みください。
≫カーポートのゲートを安く・賢く選ぶ!用途・コスパ別おすすめ商品を紹介
折れ戸をつなげればカーゲートになる
折れ戸は通常、人が出入りする門扉として設置しますが、何枚か連結すればカーゲートとしても使えます。
木目調やアルミなどデザインが非常に豊富で、160cmの高さを選べば視線を遮れるのが魅力です。
メリット
- 高さは最大160cmまで選べる
- おしゃれなデザインにもできる
- 目隠し性が高い(背の高いタイプの場合)
- 車の高さに制限がない
デメリット
- 開閉にスペースが必要になる
- 幅は1台分が限界である
とはいえ、半円を描きながら開閉するので奥行きにスペースが必要だったり、強度の問題で施工できる幅は車1台分の4mが限界です。
カーポートのゲートの後付けで失敗しない方法
「デザインが気に入った!」など何も考えずにカーゲートを選んでしまうと、使い勝手が悪くて後悔することがあります。
ここでは、失敗せずに後付けする方法を解説します。
方法1:設置スペースの可動域を確認する
設置スペースの可動域は必ず確認してください。
カーゲートの種類によって設置スペースで考慮すべき点は以下のように異なります。
- 跳ね上げ式:カーポートにぶつからないか確認
- 伸縮タイプ:折りたたんだ部分のスペースが必要
- 折れ戸タイプ:奥行き方向に余裕を持つ
- 引戸タイプ:ゲートと引き代分の幅広いスペースが必要
スペース不足だとカーゲート自体を設置できなかったり、ゲートが車にぶつかるなどトラブルが起きます。
対策として、プロの業者さんに駐車場を見てもらうのがおすすめです。ゲートの種類ごとの可動域をチェックしたり、取り付け後のデメリットを説明してもらえます。
スペースが狭くて可動域が取れないなら、三協アルミさんの伸縮タイプ「スリムゲート」が最もコンパクトなので推奨します。
跳ね上げ式は、柱の位置とカーポートの干渉に注意
とくに、跳ね上げゲートを希望する場合は、カーポートの屋根・柱にぶつからないかを入念に計算する必要があります。
よくあるのが「雨樋にぶつかって取り付けできない」パターンです。
カーポートとゲートは同じメーカーさんの商品でなくても、可動域さえ確保できれば設置できます。
引戸の後付けは横幅を取り過ぎるので不向き
引戸タイプのゲートを後付けしたいと思っても、現実的ではありません。
駐車場の横幅部分だけでなく、ゲートを引き込む部分もリフォームしなくてはいけないからです。
ほかのゲートと比べて大規模な工事とコストがかかるので、検討したものの断念されるお客様が多いです…。
方法2:カーポートのゲートの種類を選んで商品を決める
設置スペースに合うカーゲートの種類がわかったら、その中からデザインや価格、メリット・デメリットなどをふまえて商品を選んでください。
商品選びに迷ったら「カーポートのおすすめ商品と相場価格」について後述しているので参考にしてください。
方法3:後付けのカーゲートも大きめサイズを選ぶ
取り付けるカーゲートを決めたら、種類ごとに適した横幅を決めます。
- 伸縮タイプ:若干余裕があるサイズ
- 跳ね上げ式:敷地に対して最も幅が広く取れるサイズ
- 折れ戸タイプ:車1台幅の4枚が最大サイズ
伸縮タイプの横幅は、少し余裕のあるサイズを選んでください。敷地の横幅が3.3mなら、少しゆとりのある3.6mの商品にします。
ギリギリのサイズだと、閉めるときにゲートに負荷がかかり、長期的には破損のリスクが高くなります。
値段も数千円ほどしか変わらないので、ワンサイズ大きめがおすすめです。
跳ね上げ式は、敷地に対して最も幅が大きくとれるサイズを選ぶと使い勝手がよくなります。
折れ戸タイプは、強度の問題で車1台幅の4枚連結が最大サイズです。
カーポートの後付けゲートの費用は意外と安い
カーゲートを後付けするときは、新築時の外構工事と同じくらいの費用で設置できます。
ここまでゲートの種類や選び方を解説しましたが、お家にピッタリの商品を知りたいなら、現地調査でプロに相談してもらうのがおすすめです。
お客様の車種やカーポートの位置、敷地条件など最適な商品はお家ごとに異なります。どの種類にするか決めかねている場合は、伸縮タイプや跳ね上げ式など複数のパターンで見積もりしてください。
プロならではの提案があったりチェックする視点が違うので、失敗のないゲート選びができます。
たとえば、伸縮タイプの場合は、開けたときのゲートをしまう場所が足りなかったり、跳ね上げ式の場合では干渉する場所があるなど適切に教えてもらえます。
引き代や排水性なども業者さんはしっかり見て見積もりしますので、気になるところはどんどん聞いてください。
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カーポートの後付けゲートのおすすめ商品と相場価格
庭ファンが実際に提案している商品と費用・特徴をぶっちゃけながら解説します。
跳ね上げ式 カーゲート 三協アルミ「ラビーネ」
三協アルミさんの「ラビーネ」は、跳ね上げゲートのでデザインが一番きれいなので、私はよく提案します。
手動式
- 1台幅:23万円~
- 2台幅:29万円~
電動式
- 1台幅:40万円~
- 2台幅:46万円~
価格は税込みで、1台幅は3m、2台幅は5.5mで計算しています。
手動式は、配線を埋め込む工事が必要ありません。
ただラビーネなら、電動式の跳ね上げゲートにする場合もリフォームしやすいです。
片側モーターなので両側モーターと違って渡り配線の必要がなく、片側の工事だけで施工できるからコストを抑えられます。
跳ね上げ式 カーゲート LIXIL「オーバードア」
LIXILさんの「オーバードア」は、ド定番の商品です。
手動式
- 1台幅:22万円~
- 2台幅:28万円~
電動式
- 1台幅:39万円~
- 2台幅:45万円~
「跳ね上げゲートが欲しい!」とお客様にいわれたら、多くの業者さんは「オーバードア」か「オーバーワイドドア」(2台用)を提案してきます。
伸縮タイプのゲート 四国化成:クレディアコー
伸縮タイプのゲートでは、四国化成さんのアコーディオン門扉「クレディアコー」をよく提案しています。
- 1台幅(3m):13万円~
- 2台幅(5.5m):22万円~
伸縮タイプは結構壊れやすいですが、四国化成さんの商品は強度が高くて丈夫です。少し値段が高めですが、長い目で見たらコスパがいいです。
デザインは、どのメーカーさんの商品でもそれほど違いがありません。なので、私は耐久性の高いクレディアコーを推します。
四国化成の会社名が聞き慣れない? いえいえ、上場企業ですし、外構業界では非常に有名です。
伸縮タイプのゲート LIXIL:アルシャイン
LIXILさんの「アルシャイン」も私がよくおすすめする商品です。
- 1台幅(3m):13万円~
- 2台幅(5.5m):22万円~
伸縮タイプのカーゲートは、どのメーカーさんの商品も似たような見た目です。
伸縮タイプのゲート 三協アルミ: クロスゲートP
三協アルミさんの「クロスゲートP」は、ワンちゃんの脱走防止用として床から格子までのスキマを小さくし、格子の数を多くした商品です。
- 1台幅(3m):13.8万円~
- 2台幅(5.5):23.5万円~
中型・大型のワンちゃんなら通常タイプのゲートで脱走防止できますが、このクロスゲートPは、チワワなど小型のワンちゃん向けです。
ワンちゃんの脱走防止用カーゲートをお探しの方は、こちらの記事もお読みください。
≫愛犬の脱走を防止する門扉!おすすめ商品と費用相場、失敗しない選び方
伸縮タイプのゲート 三協アルミ:タフゲート2
三協アルミさんの「タフゲート2」は、台風に強いのが魅力です。
リニューアルされて「タフゲート2」になりましたが、庭ファンは以前「タフゲート1」を共同開発しました。(こっそり独り言ですが…タフゲート1も2も中身は一緒です。)
- 1台幅(3m):15万円~
- 2台幅(5.5m):26万円~
とにかく格子の太さがケタ違いで、格子の数も多い頑丈なつくり。
それでも「他よりちょっと重いかも」と感じるくらいでスムーズに開閉できます。
開け閉めの多いご家庭や風当たりの強いお家に超おすすめです。
引戸タイプ(スライド門扉)LIXIL:エススライド
LIXILさんの「エススライド」は、外構業界ではおなじみの商品です。
- 手動式 1台幅:34万円~
- 手動式 2台幅:56万円~
使い勝手がよかったり、目隠しできるタイプもあります。
ただ、引き代分のリフォームも必要だったり傾斜した土地には取り付けられないので、後付けには向いていません。
引戸タイプ(スライド門扉)三協アルミ:ラグード
三協アルミさんの「ラグード2型 縦格子」は、ワンちゃんの脱走防止向きのカーゲートです。
- 手動式 1台幅:33.5万円~
- 手動式 2台幅:55.5万円~
引戸タイプのゲートは強度が高いので大型のワンちゃん向き。縦格子にすれば、足を掛けにくいので飛び越えにくいです。
ただ、2台幅だと引き代あわせて幅10mくらい必要で、見た目が工場っぽくなるのでおすすめしません。
折れ戸のカーゲート 四国化成:クレディ門扉
四国化成さんの「クレディ門扉」は耐久性の高さに定評があります。
- 4枚連結 1台幅(3.2m):23万円~
折れ戸を3~4枚連結すれば、カーゲートとして使えます。
意外かもしれませんが、伸縮タイプと比べて開け閉めが楽なんです。
高さも160cmまで選べるので目隠ししたい方にいいですね。
キャスターの位置にもご注目!
取手の下部にキャスターが付いているので動かしやすく、強度も高いのでカーゲートとしても使いやすいです。
しかもYKK APさんの商品より安いです。
折れ戸のカーゲート YKK AP:シンプレオ門扉
最後は、YKK APさんの「シンプレオ門扉」です。
- 4枚連結 1台幅(3.2m):27万円~
キャスターの位置が蝶つがいの下にあるので、上で紹介した「クレディ門扉」と比べるとやや動かしにくいです。
なので、折れ戸をカーゲートにするなら、四国化成さん「クレディ門扉」を推奨します。
カーゲートについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。
≫駐車場の門扉に提案したいおすすめランキングTOP5【相場価格アリ】
カーポートのゲートを後付けする際の注意点
カーゲートを後付けする際には思わぬ落とし穴もあるので、本気で検討されている方は確認してください。
電動式の伸縮ゲートは開閉の手間が微妙…
電動式の伸縮タイプのゲートは、最後まで「カチャン」と閉じてはくれません。
閉じるボタンを押すと戸当りまでゲートが走りますが、「戸当り部分に触れたら止まる」ので若干スキマが残ります。
玄関ドアのようにしっかり閉まりません。微妙にスキマがあるので、風が強いといつの間にか開いていることも…。
最終的に自分で「カチャン」と閉める必要があるので、手動式と手間があまり変わらないんですよ…実は。
跳ね上げゲートの袖門扉は使いにくい
跳ね上げゲートに袖門扉を設置するのは、超不便なのでやめてください。
上の画像、左側の袖門扉にご注目!
普通の門扉なら戸当りがあるので、閉める際に手を離しても「カチャン」と自然に閉じられます。
しかし、袖門扉の場合は戸当りがない分、代わりに取手下の「落とし棒」が取手と連動して上下することで開閉できるんです。
開けるときはいいのですが、閉めるときが問題です。閉めるたびに、小さな「落とし穴」に「落とし棒」をよーーく見てピンポイントで入れなくてはなりません。足元が暗いと最悪です…。
なので、庭ファンが説明するとほとんどのお客様は採用しません。
跳ね上げゲートと門扉を設置したいなら、門扉と跳ね上げゲートをそれぞれ独立させて設置してください。
カーポートの跳ね上げゲート、DIYで後付けはムリ
跳ね上げゲートをDIYで後付けするのは絶対ムリです。
ひとりでは部材が大きくて持てませんし、柱の位置がちょっとでも傾いたり、向きを間違えたら設置できないです。
取り付けられたとしても、アームに変な力がかかるので壊れやすくなります。
なので、跳ね上げゲートは必ず業者さんに依頼してください。
DIYできるのは伸縮タイプだけ。柱の位置が多少ずれてしまっても、自分で調整して「カチャン」と閉められます。
とはいえ、DIYに自信がある人でもかなり苦労するはず…。
初めからプロにお任せしたほうが早い・きれい・楽チンです。
まとめ:カーポートのゲートの後付けを検討
この記事では
- 後付けカーゲートの必要性の見極め
- カーゲートで検討される4種類、メリット・デメリット
- カーゲートを後付けする方法、注意点
- おすすめ商品と相場価格
について解説しました。
カーポートのゲートは後付けできますが、開閉が面倒くさくて使わなくなるケースが多いため、本当に必要かどうか検討してください。
失敗しない選び方では、設置スペースを入念に確認することや、使い勝手のよいサイズを選ぶことをお伝えしました。
どのカーゲートがお家にピッタリかわからない場合は、お近くの業者さんに見てもらってください。
同じ現場でも業者さんによって提案する内容が違うため、1社のプランだけで検討を進めるのはリスクがあります。
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