外構の費用は見積もりのタイミングで天地の差がつく!
えっ…外構ってこんなにお金がかかるんですか…? 他の業者さんと見積もりを比較して決めたいけど、家の完成まで1か月もないうえ、忙しくて時間もないし、もう言われた金額でお願いするしかないか…。
そうなんです。外構の見積もりをもらうタイミングが遅いために、多くの人が損をしています。
外構の見積もりをもらう適切なタイミングはズバリ、間取り確定前が良いです。
検討期間が短くなると、言い値で契約するしてしまうケースが多くなります。
でも新築工事中はなにかと考えることが多く、外構が後回しになりがちですが、余裕をもって費用や外構プランを考えることが、後悔しない唯一の道です。
この記事では
- 家づくりと庭づくりの全体スケジュールを知る
- 業者選定と初回打ち合わせのベストタイミング
- 良い外構業者さんを見極めるポイント
をわかりやすく解説します!
元・エクステリア商社マン、外構の専門家です
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
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家づくりと庭づくりのスケジュール
ベストなタイミングで外構の見積もりを依頼するには、家づくりと庭づくりのスケジュールを知ることが必須です。
ハウスメーカーさんは建物に費用を使ってもらうため、外構の話題を後回しにする可能性があります。
ハウスメーカーの担当さんから外構のお話をするタイミングでは、外部の業者さんには依頼できないタイミングで…ということもあります。
残念ながら、そのとおりです。
そうならないために、こういうブログを読んで事前防衛すべし!
家づくりだけに集中せず、お庭づくりも並行して行う意識が大事です。
家づくりのスケジュール
わかりやすいように、引渡日を基準にお話します。
引き渡し日の4〜6か月前に契約をして家づくりがスタートです。
旧建屋などの解体などがある場合は、解体の日数がそれにプラスされますね。
間取りや壁紙、水回りなどの詳細を決めていきます。
ここから加速度的に忙しくなるので覚悟して下さいね。
間取り確定、着工同意したあとに、地鎮祭を執り行います。
ここで、完成の約3か月前にぐらいのことが多いです。
基礎工事に1か月がかかり、完成2か月前に建物の建築がスタート。
大豪邸でなければ2か月ほどで組み上がるので、検査を終えて引き渡しです。
最近の住宅は工事が早く、3ヶ月ぐらいで立ちます。
一方、お庭のスケジュールを確認します。
庭づくりのスケジュール
まず、前提として建物の引き渡しまでに外構工事も終える必要はありません。
あとからでも全く問題ないことをあらかじめ申し伝えておきます。
建物の意思決定に忙しい中で、外構まで意思決定を入れてしまうと本当に雑になって後悔に繋がります。私はゆっくり考えてもらいたいので、引き渡し後の工事を強く推奨してます。
実際のところ、建物の契約タイミングでは「ざっくりこんなお庭がいい、外構がいいな」とイメージしておけばOKです。
間取りなどの詳細を詰めるタイミングで、外構業者を探し始めてください。
現地の打ち合わせは、建物も基礎も配管も何もできていないので現地打ち合わせは不要ですが、店舗にお伺いして1時間でも相談をいただくのが良いです。
相談に動くか、ハウスメーカーに紹介された業者さんを、何も考えずそのまま選ぶのでは大違い。紹介業者さんはオススメしません。
理由は、後ほど実例をお見せしますが「仲介手数料」「紹介料」として見積額の20〜30%が上乗せされます。
ここでハウスメーカーさんにはあらかじめ、外部の外構業者さんで外構を行うことを伝えておいてください。
そうでないと、高い仲介手数料が入った見積もりをしれっと契約に盛り込まれてしまう可能性もあります。
完成の2〜3か月前、建物の基礎工事が終わるまでに自身で外構業者さんを選べると、建築が進むあいだに、外構にかける費用やプランの検討を進められます。
どうしても
引き渡し時には、最小限の外構工事を済ませておけば大丈夫です。
どういうふうに切り分けすればよいか、減額調整すればよいか気になる方はこちらをどうぞ。
≫全部タダ!外構をおしゃれに安く仕上げる減額テクニック厳選8手法
キッチンやトイレと違って、外構はなくても生活できます。
住む前から、どんな外構が必要かをイメージするのは難しいもの。
完璧な状態で引っ越したい気持ちを抑え、冷静に考えましょう。
以上が、全体のスケジュールです。
全体像を把握したうえで、今の自分の進捗ならどういうふうに動けばよいか見定めてもらえると良いです。
業者選定と初回打ち合わせのベストタイミングは?
前述の通り、外構を考え始めるのが遅いと、ハウスメーカーさん経由以外の選択肢がなくなってきてしまいます。
というわけでもないんです。
初回の打ち合わせは着工同意前が本当はタイミングがベストです。
更地で打ち合わせて外構を決めるのはかなり難しい
業者さんを探し始めるのは、できるだけ早くするのがよいですが、現地にきてもらうには早すぎます。
初回の打ち合わせは着工同意前がタイミングがベストです。
そもそも、家が決まらないと外構は決められないからのが一番の理由です。
着工同意前ならば、ほぼ間取り・家の大きさは確定していると思います。
外構工事は、あくまで家の周りになるので、どのような間取り・形状か分からないうちから、ベストな外構がどういうものかイメージしづらいものです。
それだけではなく、着工同意前が良い理由が2つあります。
外構では解消できない致命的な建物位置と枡
建物位置と枡・配管の計画は、一度決めてしまうと変更ができない。
特に北側に接道しているお家などは、採光の関係で南面にスペースを取り、北側ギリギリに建物を配置するプランが通例です。
私から言わせると、コレは間違いです。
建物位置を50cm移動させるを全てが解決する
道路から玄関が超近い外構は、課題が多いです。
- 駐車スペースが狭い、毎日ストレス
- 玄関スペースに目隠しがない、置けない
- 駐輪場がないので、バイクを買えない
- 階段が異常に狭く、キツい
という、手遅れ物件になっていることが多いです。
外構では解決できるレベルではないです。
実は、コレ建物の位置を50cmほど後ろにずらすだけで「道路から玄関が近い外構の問題」のほとんどが改善されます。
私は、コンフォートの法則に基づき、週に1回も使わない庭の広さより、家族全員が毎日使う玄関周りのスペースを広くしたほうと考えています。
外構業者さんに見てもらって無理がないかチェックしてもらう意味で、着工同意前がベストタイミングだと思っています。
目隠しの設置について解説したブログがあるので参考にどうぞ。
≫道路から玄関が近いときの外構アイデア6選!目隠しとおしゃれの両立
桝がある場所には階段は作れないと思うべし。
もう一つは、雨水マスや点検口がある部分には、マスが邪魔してしまい階段を設置できません。
無理やりできないことはないのですが、階段の途中で幅が変わってしまい使いにくいです。
正直、危険です。
良くない事例を紹介します。
1段目~2段目と、3段目~5段目で階段の幅が違います。
階段は段の途中で高さも幅も変更してはいけません。
踊り場にある場合は、ギリギリ問題ありませんが…枡がある場所に基本階段は作れません。
階段自体を別の場所に移動させる必要があります。
敷地が広ければなんとかなるものの、狭い敷地だと代替案がない場合も。
この問題はみなさんけっこう見落としがちなので、事前にしっかり確認しておいてくださいね。
業者さんとの現地打ち合わせは基礎工事完了後
現地で打ち合わせする場合は、基礎が完成したタイミングがベストです。
間取りが決まり基礎工事が完了すれば、
- 玄関や窓
- 水道管やガス管の配線
- 浄化槽
などの位置が決まっているので、具体的な外構プランを練れます。
お隣さんの外壁の所有区分であったり、地面の工程差もある程度把握できます。
現地で採寸して頂く前に、可能であればデザインの方向性や実現してもらい事例があれば業者さんに共有してください。
そうすることで、より効率的に時間を使えます。
おしゃれな外構事例の集め方、見方についてはこちらの記事で紹介しています。
図面からでは外構プランを決められない
- お隣の家の窓や高さ
- 電柱の位置
- 現場の勾配や地面の高さ
これらが分からなければ「どこに目隠しを付けるか」「どの商品が利用可能か」を判断できません。
こうした点からも「建物の基礎ができたタイミング」で外構業者さんと打ち合わせを始めるのがベストです。
ハウスメーカーさんから外構の見積もりが出ていなくても、外構業者を探し始めましょう。
比較検討する時間を少なくするため、外構の話題をあえて遅らせている可能性もあります。
良い外構業者さんを見極めるポイント
信頼できる外構業者さんが見つかれば紹介料を削減できます。
優良業者さんを見分けるポイントは次の5つです。
- 営業年数
- 保証制度
- コンテストの受賞歴
- 直近の施工例
- 丁寧な対応
それぞれ詳しく解説します。
1.営業年数は長いほうが良い。
営業年数の長さだけノウハウが蓄積されています。
幅広い施工プランを提案してもらいやすいです。
誠実に地元で営業してきた証拠でもあります。
創業年数か建築業の許可の取得日を確認するのがオススメです。
20年以上経験がある業者さんは特に老舗です。
2.保証制度がある業者さんは自信の現れ
保証制度の充実具合に、業者さんの自信が表れます。
技術が確かなら保証を充実させても利益を出せますからね。
建物本体と同じく、お庭も引き渡して終わりではありません。
保証制度・アフターサービスが良い業者さんがオススメです。
ハウスメーカーさんの紹介の場合は、ハウスメーカーさん側が保証するケースもあります。
賠償保険や品質保証制度の有無を確認しておけば、後の心配が少なくなります。
3.コンテスト受賞歴は客観的な評価
コンテストの受賞は貴重な第3者の評価です。
受賞歴はWebページや事務所に飾られた賞状・トロフィーで確認できます。
希望する工法や商品において受賞歴があると非常に心強いです。
4.今までの施工例ではなく、直近の施工例
候補の施工業者さんに直近3〜6か月以内の施工例を見せてもらうのがポイントです。
2~3年前の施工例だと商品が廃盤になっていたり、職人さんが退職されていたりするケースがあります。
こうした対応をスムーズにしてもらえるかで、誠実さ・丁寧さも分かりますね。
5.丁寧な対応をしてもらえるかどうか
最後はフィーリングです。
外構の場合、営業担当者さんが現場の責任者・監督になることもあります。
細かな点まで気配りできなければ現場監督は務まりません。
打ち合わせの段階から
- 希望に合うプランを提案してくれる
- コストカットの相談に乗ってくれる
など最低限の対応を当たり前にできる会社は信用できます。
余裕があるタイミングで、しっかり検討する
外構工事では相見積もりを取ることを強くオススメします。
同じプランでも業者さんごとに得意不得意があるからです。
より低価格で希望を叶えてくれる業者さんが見つかることもあります。
また余裕があるタイミングで早めに行動することも重要です。
業者さんや施工プランの吟味は時間がないとできません。
見積もり前に
- 重視する点の箇条書きメモ
- 完成イメージの写真
だけ準備しておき、早めに相見積もりをもらいましょう。
業者探しは早めに、初回打ち合わせは着工同意前
外構の見積もりに関して
- 家づくりと庭づくりの全体スケジュールを知る
- 業者選定と初回打ち合わせのベストタイミング
- 良い外構業者さんを見極めるポイント
を紹介してきました。
日々のお問い合わせでは
- もっと早く知りたかった…
- 相見積もりのおかげで100万円を損せず済んだ
などさまざまな声をいただきます。
「もっと早く知りたかった…」という方、安心してください。
外構の世界では、少し知識が増えるだけで数万円の余計な出費を防げます。
知識を得た今から、早めに業者さん探してプランを精査する時間をとるのが正解です!
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
そんなあなたに最強のテクニックをご紹介します。(乱用厳禁です。)
実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
そんないくつも業者さんを探して、つどつど問い合わせるのも面倒だという方は、無料で優良業者さんを簡単に検索できるサービスがありますので、ぜひご利用ください。
≫(無料)外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう
一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
先ほど紹介した外構相談比較ランキングのサイトは、業者さんの登録審査が厳しく、悪徳業者は完全に排除されます。
定期的に見直しが図られているので、登録業者数が少ない地域がありますが…精鋭部隊なので安心してください。
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業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
「注文できるかどうか、まだわからなくて・・・」と言ってもらえれば大丈夫です。懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
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そして、何と言っても相見積もりを取ることの最大のメリットは前述の通り「プランの精度が高くなる」「価格が安くなる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの相見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、価格や割引率の事前確認は、できるだけ多くの業者さんに相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
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