ブロック塀からアルミフェンスにリフォームしたい
ブロック塀の取り壊しを考えている人
「大きな地震で家のブロック塀が倒れてしまわないか心配です。ブロック塀より軽いアルミのフェンスや生垣にリフォームしてる人が多いってニュースで聞いたけど、実際どれくらいの軽さか知りたい。アルミフェンスだったら安全でしょうか?」
大きな地震で、お庭のブロック塀が倒れたらと思うとゾッとしますよね。
昨今、リフォームの補助金などもありブロック塀を軽量化のためアルミフェンスに取り替える方が多いんです。
軽量と呼ばれるアルミフェンスですが、実際ブロック塀と比べてどれぐらい軽くなるのでしょうか。
今日は「ブロック塀の重量とアルミフェンスの重量」について比較しながら紹介します。
ブロック塀からアルミフェンスにリフォームを検討されている方は、ぜひお読みください。
重量ブロック塀を軽量アルミフェンスに変える方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
≫重量ブロック塀を軽量アルミフェンスに変える方法【ガーデンリフォーム】
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ブロック塀とアルミフェンスの価格の差について知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。
≫ブロック塀とフェンスはどちらが安いのか?プロが相場価格を徹底解説
ブロック塀より軽量アルミフェンスが軽くて安全
アルミフェンスの安全性が謳われる理由として、圧倒的に軽いことが挙げられます。ご存知の通りブロックは重いです。(その分、丈夫ですが…。)
とはいえ、ブロックは必要以上に重いため取り扱いにはちょっと困りますよね。大きな揺れがあった際に倒れたら危険ですし。
では、アルミフェンスとブロック塀だとどれくらい重さに違いがあるのか、メーカーさんの公表資料からそれぞれの重量を調べてみました。
ブロック塀は重い!600kg以上ある
まずは、ブロック塀の重さを一般的に使われるサイズで算出しました。
コンクリートブロック塀高さ:2000㎜の場合 幅2mあたり
- 重量:約700kg~900Kg
コンクリートブロック塀高さ:1800㎜の場合 幅2mあたり
- 重量:約630kg~800Kg
低いほうの1800mm幅2mでさえ630kg以上あるため、もし倒れたらと想像すると恐ろしいですね。
上記の重量は建築基準法に則り、控え壁1ヵ所設置の場合で算出しています。
材料ブロックのみの重量のため、結合に使用されているモルタルや中心部に配筋している鉄筋は含みません。
ブロック2段+アルミフェンスだと圧倒的に軽い!
つぎは、ブロック2段の上にアルミフェンスを設置したタイプの重さを解説します。
ブロック400mm+フェンス高さ:1600㎜ 幅2mあたりのアルミフェンスの場合
- 重量: 約25.0Kg
ブロック400mm+フェンス高さ:1400㎜ 幅2mあたりのアルミフェンスの場合
- 重量: 約20.2Kg
上記の重量は、アルミフェンス1枚+柱2本と固定に必要な部品も含んで算出しています。
転倒の恐れが少ない基礎部分のコンクリートブロック(2段積み)は含みませんが、重量が1/20ぐらいまで軽量化されています。
そのため、数字だけ見てもアルミフェンス+ブロックのほうがいかに安全かわかります。
ブロック塀は建築基準法通りなら大丈夫、DIYは危険
ここまで読んで、「家のブロック塀って危険じゃない!?早くアルミフェンスに改修しなきゃ」とお考えの方もいると思いますが、安心してください。
正しく工事されているブロック塀であれば問題ありませんよ。
建築基準法通りに施工されていれば、ブロック塀は非常にタフで安価な塀なのです!
ただし、素人のおじいちゃんがDIYで作った古いブロック塀だと危険なので、改修を検討してください。
法律的にOKなブロック塀や、お隣さんとの境界ブロックが心配な方は、以下の記事もあわせてお読みください。
≫建築基準法を知って、危ない塀を取り替えさせる【諸刃の剣式】
ブロック塀のチェックポイントはこちら
≫隣の家の塀が壊れないかどうか心配な人へ【ブロック高さ制限】
心配な場合は、見積もり+ブロック診断士の健診付きで安心
もし、自宅のブロック塀が心配な際は地元のブロック診断士にみてもらうと良いです。
国交省が発行のチェックシートもありますが、やはりプロに対応してもらう必要もあります。
上記のサイトからお住まいの市区町村を入力するだけで、地元のブロック診断士が見つかります。
また、アルミフェンスだけでなく木に近い質感の樹脂製フェンスやウッドデッキをはじめとする外構やお庭の相談も可能です。
外構費用やデザインの比較も行えるので、ひとつの業者さんで見積もりを依頼するよりも、適切なアドバイスやアイデアが複数業者さんからもらえます。
そのため、圧倒的に失敗するリスクを軽減できます。
業者さんによっておすすめする内容が異なるかもしれませんが、提案内容に正解はありません。
私は、損をしないエクステリア見積もりを取るためにも、複数の専門業者さんにアドバイスを受けることをお勧めします。
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!