目隠しフェンスは風に弱い!DIYするなら対策必須
この記事は
ご近所さんからの視線が気になって、目隠しフェンスを検討している人。
そこまで予算をかけられないので、DIYで設置するつもりの人。
でも、強風に耐えられるか心配だし、おすすめの商品・選び方を教えてほしい!
という人に向けて、ご紹介します。
お庭の目隠しをしようと考えたとき、まっさきに浮かぶのは「目隠しフェンス」ですよね。
なんとなく自分で立てられそうな感じがするので、DIYを検討している方も多いと思います。ょう。
しかし、プロに頼まないことで気になるのが強度の問題。
フェンスは風で倒れやすく、お隣さんに迷惑をかけてしまう可能性があります。
なので、この記事では、
- 風に強いフェンスを最小限の手間と費用で作る方法
- DIYでもできるおすすめの設置方法
- 風に強いおすすめのメーカー・商品名
を、解説します。
風に強い目隠しフェンスをDIYで取り付けるには、3つのポイントを押さえることが大切!
さらに最適な固定方法や風通しが良い隙間の間隔などを知り、理想の目隠しフェンスを作り上げてください!
元・エクステリア商社マン。目隠しフェンスのプロです
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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DIYでも通用する風に強い目隠しフェンスの作り方
DIYで風に強い目隠しフェンスを設置するための3要素をご紹介します!
方法論は、
- デザインは、 「横ルーバータイプ」を選ぶ
- 高さと幅はできるだけ最小にする
- 柱を増やして強度を上げる
です。
天然木を除くフェンスの強度は、素材よる強度ではなく、デザインによって決まります。
アルミ、スチール、樹脂を選ぶことで、経年劣化や耐用年数が変わることはほとんどありません。
風に強いフェンスというのは、風の影響を受けにくいことが条件になります。
結果として、通風性の高いフェンス、風の影響を小さくできる背の低いフェンスを選ぶことが重要です。
要素1. 「横ルーバータイプ」を推奨します
とはいえ、金網のような中身がみえるフェンスでは意味がないですよね。
そこで、目隠しフェンスでも取り付けるデザインは「横ルーバータイプ」をオススメしています。
ルーバータイプは、柵に細長い羽板を隙間を開けて並べたもので、目隠しと通気性を両立できます。
隙間があっても目隠し性能は100%なので、中の様子は完全に見えません。
どうせなら、少しでも通風性があり、風の影響を受けにくいものを選んでいただきたいです。
なので、いつも私はルーバー目隠しフェンスを推奨してます。
具体的には、
LIXIL「フェンスAB YL3型」
YKK AP「シンプレオフェンス YL1型」
三協アルミ「レジリアフェンス YL1型」
ちなみに、ほかにも縦目隠しタイプや横目隠しタイプなどありますが、どれも値段は変わりません。
メーカーや商品によって微妙に値段が異なるものの、微差でしかないですね。
»目隠しフェンスは三協アルミが最強!実験で分かった他社を圧倒する理由とは
その中でも、値段が同じなら最も強度が高い三協アルミさんのフェンスを選んで頂きたいです。
要素2. 高さと幅はできるだけ最小にする
2つ目に風に強いフェンスを作るなら、サイズを小さくすることです。
商品としては高さ3mのものまで販売されていますが、高すぎて風の影響が心配です。
フェンスの高さは2m程度に抑えておくと良いです。
ちなみに、さきほどのフェンスは上下段の2段に分かれていて、1mのフェンスを2つ重ねた仕様になっています。
同じデザインにする必要はなく、同じシリーズなら違うデザインでも連結が可能です。
風に強いフェンスにする方法として、目隠しの必要がない下段は、通風性・視認性の高いフェンスにすると、防犯にも有利です。
フェンスが高すぎると、お隣さんから「暗くなった!圧迫感がある!」とクレームを言われる可能性があるので要注意です。
また、DIYするなら幅も必要最小限のサイズにした方が作業が簡単です。
この写真だと目隠しが小さくて頼りないように思えますが、ちゃんとお隣さんの窓からプライバシーを守っています。
フェンスの幅を小さくすれば商品代が浮き、予算も削減できます。
ぜひ必要最低限の目隠し幅を実測して、効率良く取り付けてください。
目隠しの高さの決め方は、こちらで詳しく解説しています!
≫フェンスの高さは、こう決める。正解の基準と理由をプロが徹底解説!
要素3. 柱を増やして手間なくコスパ良く強度を上げる
目隠しフェンスを風に強くするには、支柱の本数が重要です。
柱が多いほど、強度は高くなります。
アルミフェンスは通常2mごとに柱1本ですが、1mごとに1本に補強するのもオススメ。
樹脂フェンスは1mごとにフェンスあることが多く、耐風圧強度の試験結果はアルミフェンスよりも、樹脂フェンスのほうが高い傾向にあります。
ただ、ぜーんぶ増やすのは大変ですよね。
10mあれば、5本も増やす必要があります。
- フェンスの端部に当たる部分だけ、支柱の本数を増やす
- 風の影響を受けやすそうな部分だけ、支柱の本数を増やす
といった感じで、必要な部分に追加するだけでも十分効果は得られますよ。
ここまで商品の剪定についてお話をしましたので、
続いては、DIYでもできるおすすめの設置方法のお話です。
目隠しフェンスをDIYするなら、独立基礎がオススメ
フェンスの固定方法は、大きく分けて2種類あります。
ブロック塀に、フェンスの柱を差し込んで固定するブロック施工。
もう一つは独立基礎施工と呼ばれる工事方法です。
「独立基礎」とは、フェンス用の埋め込み石・施工方法を指します。
長めの支柱を使って、直接地面に設置した独立基礎石にフェンス柱を直接設置する方法です。
フェンスの基礎にはブロック塀を設置するのが一般的ですが、DIYでブロック塀を作るのは作業量が多すぎて大変!
独立基礎なら、穴を掘って基礎を作るだけで済むのでおすすめですよ。
ブロック塀+フェンス工事をした場合と、費用もあまり変わりません。
今あるフェンスに目隠しフェンスを後付けしたい場合にも、独立基礎方式を推奨しています。
私がフェンスの工事で使っている独立基礎のサイズや使い分けについて、詳しく解説している記事があるので参考にしてください。
目隠しフェンスの基礎はブロック塀でもどちらでも
フェンスの基礎として、ブロック塀を積み上げる事例は多いです。
しかし、ブロックの設置は色々な工具や特別な技術が必要なため、DIYするには正直ムリがあります。
地震などで倒壊しないように、建築基準法で施工方法が規定されているんです。
強度はどちらを選んでも同じです。
目隠しフェンスの向きは、表裏どちらでも一緒
フェンスには表と裏があります。
支柱や留め具が見えない、見栄えが良い方が表です。
つまり、支柱や留め具が見える方が裏です。
一般的には、道路側やお隣さん側に表面を向け、裏面を自宅側に向けて設置します。
こうすると見た目が良いのはもちろん、防犯面においてもメリットがあります。
留め具がある裏側を通りに向けてしまうと、裏側からはプラスドライバー1本でフェンスを外せてしまうんです。
フェンスを外して侵入するような人はいないと思いますが…、安全性を考慮するなら通常通りに設置するのが良いと思います。
もちろん、一般的な付け方と逆にしても構いません。
リビング前のフェンスは、きれいな表を自分たち側に付ける事例も多いですよ。
ただし、指定がなければ自宅側に裏面が向くので、逆に取り付けたい場合は必ず業者さんに伝えてください。
目隠しフェンスのデメリットは、圧迫感と暗さ
手軽にプライバシーを確保できて便利な目隠しフェンスですが、圧迫感と暗さが出てしまうという短所もあります。
とくに素材選びを間違うと、お家全体が暗い印象に。
アルミ製の目隠しフェンスをがっつり使うと、こんな感じで重たーい雰囲気になってしまいかねません。
木目調のものを使って温かく柔らかな印象にしたり、ポリカ素材の採光率が高く明るいフェンスを使ったりして、圧迫感と暗さを回避してください。
素材以外で解消する方法としては、フェンスの下段を工夫するというやり方もあります。
下段は取り付けない、もしくは粗めの格子・メッシュデザインを選ぶと、採光性・採風性が高い明るい空間になりますよ。
目隠しフェンスの隙間は10mmを基準に実測を!
完全に目隠しするのではなく、中の様子が少し見えるフェンスを採用したい場合もあると思います。
個人的には、隙間の幅は10mmがベストだと思います。
隙間5mmだと狭すぎて圧迫感を感じることがあります。
反対に20mmだと親指が入るくらいの隙間なので、けっこう敷地の中が見えてしまうんです。
隙間の幅をどれくらいにするかは、街歩きをして実感してみるのがオススメです。
フェンスを見かけたら指を入れてチェックしてみたり、遠くから眺めて見え方を確認したり。
フェンスの隙間に指を突っ込むのは、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが…手軽にかつ正確に計測できるので私はよくやります。
幅を広げた方が通風性が良くなのは確かですが、目隠し用途が実現できなければ意味がありません。
目隠しフェンスは注文時にカットを依頼できる
フェンスの幅は、だいたい2m幅になっています。
設置したい範囲が3mや5mなど、中途半端なサイズが発生するときはカットが必要です。
素人にはフェンスのカットはムリなので、製品の注文時にセミオーダーしましょう!
セミオーダーとは、フェンスを注文する時に予めサイズを指定して注文する方法です。
「2mのフェンスを1mにカットしてください」などと頼んでおけば、工場でキレイにカットして出荷してもらえます。
プロに頼めばズレもなく切断面も綺麗で、失敗がありません。
費用も1カット2,000~3,000円と、そこまで高くはないので、カットが必要な場合はぜひご検討ください。
風に強いおすすめのメーカー・商品名
庭ファンがいつもおすすめしている風に強いフェンスは、横ルーバーフェンス。
この中から選べば間違いなし。
もし、割引率が同じであれば、デザインも強度も高いレジリアフェンスYL1型おすすめです。
一番目隠しでヤバイのは「ミエーネフェンス」
「目隠しフェンスをDIYする!」と決めたら、迷うのが「どこで買うか、何を買うか」ですよね。
特段こだわりがないなら、エクスショップさんの「ミエーネフェンス」がかなりオススメです。
目隠し効果と通風性が高い横ルーバーで、なんと最大62%OFFで販売されています。
業者の私が仕入れる価格よりも安いですw
迷うなら、恐らく日本で一番安いであろう「ミエーネフェンス」一択です。
しかもエクスショップさんは工事費も安いので、商品を仕入れてDIYするより、マルっとお任せした方がいいかもしれません。
工事保証付きでプロの仕上がり、何より手間がかかりません。
強風で壊れる心配も一切なくなります。
風に強いフェンスのDIYのコツ3つ!プロ任せもアリ
風に強い目隠しフェンスをDIYするときに重要な、3つの要素をおさらいします。
- 横ルーバータイプを選択する
- 高さと幅は最小にする
- 柱を増やして強度を高める
オススメのフェンスは、日本で一番安いと思われるエクスショップさんの「ミエーネフェンス」です。
エクスショップさんは工事部門もあるネットショップなので、フェンスの購入だけでなく取り付けまで引き受けてくれます。
DIYと違い、保証付きでプロの仕上がりを期待できるため、まずは見積もりを取ることを推奨します。最終的にDIYより安くつくかもしれません。
何より、ご紹介した数々のコツや注意点を考慮する手間を省けるのが最高です!
本当に…良い外構を手に入れる方法
外構工事は、人生でも非常に大きなお買い物です。
だからこそ、安心して外構工事をご依頼いただいてもらえるように庭ファンでは、信頼できる業者のみを厳選してご紹介するようにしました。
審査は、庭ファンがすべて自分で行い合格した優良業者とのみ提携しています。
人気の外構業者さんは、見積もり前の打ち合わせですら数ヶ月先まで埋まっていることもよくあります。
引渡日が決まっている方は、»お早めにフォームよりご依頼ください。
一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
入力は必要最小限の項目だけでたった1分で終わります。
エンジンをかけて、車に乗って、外構業者さんの店舗に出かける必要もありません。
業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
検討タイミングでも問題ありません。
「注文できるかどうか、まだわからなくて…」と言ってもらえれば大丈夫です。
懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
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最後までご覧いただきまして有難うございました!
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