カーポートは超便利!後付けでも、新築でも付けるべし
前提として、カーポートはあるとめちゃくちゃ便利なため、新築でも後付けでも設置していただきたいです!
ただ、新築時にどんなカーポートが最適かちゃんと考えられずに、「後悔した…」という人も少なからずいます。
そこで今回は、
を解説します!
元エクステリア商社マン。カーポートもお任せあれ!
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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新築でカーポートをつけて後悔してしまった人の事例
では、早速ですが、同じ轍を踏まないように先人立ちの勇姿をご覧ください。
※実際に私のもとにあった事例です。
玄関前の方にしておけば雨に濡れずに家に出入りできたのに
10年以上前に新築で家を建てて、初めからカーポートも設置しました。駐車スペースは玄関前と玄関の横の2か所にあったのですが、玄関横にカーポートを設置したんです。
でも玄関前に設置しておけば良かったと今では後悔しています。雨の日に玄関まで行くまで屋根のないところを通る必要があるため、どうしても一部で濡れてしまいます。大雨の日は最悪…。玄関前にカーポートがあれば、雨に濡れず出入りできたので、かなりの失敗でした。今さら遅いですけど…。 (54歳・男性/大阪府堺市)
家が建つ前なので確認は図面上のみになると、どうしても起こりやすい事例ですね…。
防ぐには、「生活導線」を徹底的にイメージして、移動動線に屋根をつけるということです。
乗り降りの際にちょっとした柱が邪魔に
大型のカーポートを設置したため、窮屈な見た目で開放感がなくなったと感じています。玄関を開けて外に出ると、どことなく狭くて暗い雰囲気を感じるのは否めません。
また、乗り降りの際に支柱が邪魔になることもあります。ドアが開けづらいことに加えて荷物が多い時にも結構なストレスになります。
そしてカーポートは大きさが決まっていることから今後車の買い替えするときも制限が生じることもデメリットだと感じています。 (43歳・男性/東京都多摩市)
こちらは、検討段階で必要な大きさをイメージできていなかったケースです。
門柱の後ろ部分には屋根が要らなかったと思います。
そのまま右に3mほどずらせば車2台分の駐車スペースに屋根ができて、玄関前が明るくなって、費用も変わらず…ということがよくあります!
カーポートが高すぎ!雪下ろしも、洗濯干しにも不便
雪国のため、積雪に対応するために設置しました。耐雪100センチ、150センチの二つを勧められましたが、予算におさまる100センチを選びました。もし予想以上に積もったらカーポートの屋根から雪おろしをすれば大丈夫だろうと。
ですが、実際に設置してみると思った以上に屋根が高くて、あまりにも雪おろししにくかったんです。カーポート屋根が高いと、洗濯干しにも活用できず不便です。
我が家は、3台の駐車スペースが必要だったのですが、畑部分までもう少しコンクリートの空間を広げればよかったと後悔しています。 (35歳・女性/福井県福井市)
予算の問題で積雪強度を低くしたたため、実際の積雪量に対応しきれない時もあるようです。
必要以上の高さにすると、費用もアップしますし、雨の吹込み・日差しの入り込みが大きくなるので必要ギリギリを狙うことをおすすめします。
コスト面で妥協せず気に入るカーポートを設置したかった
屋根が湾曲している定番のアール型カーポートを車2台分の大きさで設置しています。夫は費用面を優先するためアール型を希望していましたが、実は私は初めから屋根の形がまっすぐで平らなフラット型カーポートを希望していました。
夫も「デザインとしてはフラット型が良い」と言っていましたが、費用の面で折り合いがつかず結局アール型を選びました。しかし設置してからもスタイリッシュでシャープな雰囲気のフラット型カーポートは素敵で、家の外観にも大きな影響を与えるので後悔しています。アール型でも費用はそれなりにしたし、妥協せずに少しコストがかかっても気に入るカーポートを設置したかったと思います。 (43歳・女性/愛知県愛西市)
コスト面を考慮した判断でしたが、この方にとっては、デザインが譲れないポイントだったのですね。
カーポートは一度付けると20年~30年そのままです。
実家のカーポートも20年以上そのまま使ってるので、最初はコストを覚悟してでも好みの形状を選ぶことも必要です!
ここまで事例で紹介したように、カーポートを考えるときには、落とし穴がたくさんあります。
- 設置場所
- 柱の位置/本数
- 積雪/耐風圧強度
- デザイン
…などなど。
新築時には、家のことだけでも決めることは山ほどあります。
それなのに、カーポートでもあれこれ決めて、さらに予算も考えて…となると、ついどこかが漏れてしまい後悔に繋がりやすくなります。
カーポートで後悔しないために考えるべき4ポイント
どんなカーポートなら後悔しないのか、検討する際のポイントを4つ解説します。
ただし「今カーポートのことまで考える余裕がない…」という人は、あわてて新築時に付けるのはキケンです。
無理せずに後付けを検討してください。
1.将来のイメージから必要なカーポートを考える
まず生活導線を考えて、車を降りてから玄関までの導線に屋根を付けて濡れないようにするのは最重要ポイントです。
敷地が広くカーポートの設置位置に制限がなく運転席と助手席のどちらかを優先するか迷うなら、ゼッタイに運転席側を優先してください。
助手席に人がいないことはあっても、運転席は絶対に乗っていますからね。
さらに、長期的にどんなカーポートが必要になりそうか、イメージしてください。
新築でお家を建てる際は、10年後、20年後も見据えて間取りや導線を考えるはずです。
それと同じようにカーポートも、時が経ちライフスタイルが変化しても使いやすい形を想像するのが大事です。
たとえば、
- 子どもが生まれたら、大きな車が必要になるかも
- ゆくゆくは子どもの自転車を置くスペースも必要になりそう
- 子どもの送迎用にもう1台車が欲しくなるかも
などなど、いろんな未来が考えられますよね。
将来のイメージができれば、どんなカーポートを選ぶべきかも自然と見えてきます。
2.適切なカーポートのサイズや柱の高さ
車の大きさと駐車台数から、必要なカーポートの大きさを考えましょう。
敷地に入る大きさなら「大は小を兼ねる」精神で大きくするのがおすすめです。
たとえば、幅を5.4m→6.0mにアップする際、工事費は変わりませんが、商品代は上がります。
ただし、「商品代を据え置きで現在のプランのまま契約するのでカーポートをワンサイズ大きくして」というようなおねだりは結構聞いてくれる業者さんもいます。
理由は、カーポートがワンサイズ上がっても原価自体はそこまで上がらないから。
契約金額を下げるのは会社ルール上NGの所もありますが、原価が上がるだけで済むサイズ調整は実際してもらいやすいです。(コレは内緒話です)
また、カーポートには1~4台用までサイズがあります。
ここで注意いただきたいのが、カーポートによって各サイズパターンがあることです。
車の大きさによっては、「2台用なのに2台停められない…!?」なんてこともあるため要注意です。
柱は高さに応じて3タイプあります。
- 標準柱:1.8m~2.2mぐらいの高さ
- ロング柱:2.2m~2.5mぐらいの高さ
- ハイロング柱:2.8m~3.0mぐらいの高さ
カーポートの高さは、基本的には標準柱で十分です。
柱が高くなると、日差しが入り込みやすい、風・雨が吹き込みやすいなどのデメリットが生じます。(3人目の事例がその例です)
玄関ドアを避ける、窓を避ける、階段がある などの理由がなければ高くする必要はありません。
3.風、雪などへの備えは十分か
普通のカーポートは積雪20cmまで対応しています。
それ以上の耐久性が必要なら、強度の高いカーポートを選んでください。
また、耐風圧強度もカーポートによって全く異なります。
お住まいの地域でどれほどの強度が必要なのかは、地元の業者さんに相談してみてください。
台風がしょっちゅう来る海沿いなどは、強風対策は必要ですね。
または、以下の記事で必要な耐積雪量の調べ方を解説してるので、参考にしてください!
4.おしゃれなカーポートを知って選べば後悔が少ない
事例の中に、好みでないデザインのカーポートを設置して後悔した人の声がありました。
デザインのこだわりが強いなら、多少予算的に厳しくても妥協しないほうが絶対に後悔しません。
カーポートの種類はたくさんありますが、選ぶ基準としては、大きく3タイプに分けられます。
- コスパ重視タイプ・・・強度やデザインにこだわらない方向け
- 強度重視タイプ・・・台風や積雪の多い地域の方向け
- デザイン重視タイプ・・・多少予算がかかっても、おしゃれさを追求したい方向け
好みやこだわり、お住まいの地域特性など考慮しながら理想のタイプを決めましょう!
コスパよく選びたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
値段で選ぶならこれ!10万円からのカーポートでコスパ最強の選択肢
おしゃれなカーポートが気になる方には、以下の記事もおすすめです。
おしゃれ&強い&安い!大満足カーポート17選!コレで見つからなければ諦めろ!
最安値で、最適なカーポートを買うための手順
カーポートは商品によって、同じ大きさなのに2~3倍も値段が違います。
必要以上の強度のカーポートを買うと、その分お値段も上がるので非常にお金がもったいないです。
最適なカーポートを最安値でつけるなら、ネットショップで買って後付けするのがおすすめです。
安くできるカーポートの種類を知って、そこから予算をプラスで出せるか検討するのが最適・最安値で購入する手順です。
以下で、よくある定番のカーポートの種類を紹介します。
片側支持タイプ・片流れタイプ
柱が少ない分、工事費が安く済み、開放感のある見た目です。
非常に合理的な構造をしています。
ちなみに、写真のようなフラット屋根よりも、アール屋根のほうが安いです。
アール屋根のカーポートを鬼安ショップで買いたい方はエクスショップさんのアリュースを参考にどうぞ。
両支持タイプ・ワイドタイプ
なるべく安く買いたい!という方には、写真のようなフラットタイプではなく「アール屋根」がおすすめです。
アール屋根が安価な理由は、フラットタイプと比べて材料が少ないためです。
部材が少なくていい理由を端的に説明すると、「直線よりもアールのほうが力学的に有利だから」です。
細かいことはいいので、アール屋根のカーポートを鬼安ショップで買いたい方はエクスショップさんのアリュースツインをどうぞ。
後方支持タイプ・後方支持タイプ
後方にだけ支柱があるちょっと特殊な形で、サイドの空間が空くので開放感があります。
片側タイプだと柱の設置場所がない、柱が出入りの邪魔になる、という場合に選ばれやすいタイプです。
より高級感のあるスタイリッシュなデザインもあります。
後方支持カーポートについて、以下の記事でも詳しく紹介しています。
かっこいいカーポート、おしゃれなデザインカーポート
照明を押し込めたり、屋根材がフラットになったり、高級感のあるデザインであったり…
デザインタイプは、挙げだすとキリがありません。
さきほど、エクスショップさんで買う通常のカーポートに比べると3倍~4倍ぐらいの値段になります。
予算よりもおしゃれさを優先したい場合は、こういった選択肢も知っておいてください。
各メーカーのおすすめ商品やレビューはこちらから!
おしゃれ&強い&安い!大満足カーポート17選!コレで見つからなければ諦めろ!
最強のカーポートメーカーは?最安はどこ?プロが推奨したいランキングTOP5
以下では、庭ファンおすすめのカーポートを台数別にご紹介しています。
2024年版【買ってはいけない】v.s.【ガチでおすすめ】カーポート5選をプロが解説
知っていて選ばないもアリです。
でも、知らないと選べないのです。
やっぱり知って、知識がある状態で選択するほうが後悔が少ないですよ。
カーポートのメリット・デメリット
もうここまでしっかりとご覧頂いているアタナは大丈夫かと思いますが
カーポートには雨よけ以外にたくさんのメリットがあります。
カーポートのメリット
カーポートを設置する一番のメリットは、自分や家族のストレスがなくなること。
生活するうえで車を日常的に使うなら、暮らしそのものの利便性が上がります。
- 車内が高温にならない
- 車に雪が積もらない
- 冬場にフロントガラスが凍結しない
- 雨に濡れず乗り降りできる
- 鳥の糞や紫外線から車を守れる
カーポートのデメリット
カーポートで失敗した!と聞く大半は、選び方の問題だったりします。
事前に対策すれば、よくあるデメリットは回避できます。
- お金がかかる →設置費用が安い業者を選ぼう
- 圧迫感が出る →屋根を高くするor屋根材の色を明るく
- 暗くなる →特にリビング前などは明るい屋根材を選んで
- 柱が邪魔になる →側面・後方支柱タイプなどを柱の少ないタイプ選ぼう
- 台風対策が必要 →サポート柱や折板カーポートを推奨
このように代表的な弱点を補うだけの対策はあります。
より詳しく解説したブログはこちらです。
»カーポートで、損しない・失敗しない5メリット&3デメリット
後悔しないカーポート選びはプロに相談!
以上、新築でもカーポートはあったほうが理由について紹介しました。
物価上昇の分もあるかも知れませんが、いつ設置しても値段はそこまで変わりません。
メリットを早く教授できる方が同じ金額を払うのであれば満足を感じる時間が長くなり、遅くすると不便さを感じ続けるだけです。
カーポートは暮らしが便利になるメリットが大きいので、早く設置して間違いありません。
カーポート選びで後悔しないためには、お家や住環境と照らし合わせてどんな商品が最適かプロに相談しましょう。
ただし、業者によって得意不得意があるので、提案内容や金額は大きく異なります。
一社だけにお願いして、提案された通りに建てて「何か違った…」なんてケースも。
おすすめは、複数の業者さんから見積をもらうことです。
見積だけなら何社でも無料なので、複数社を比較しながら納得のいくカーポート選びができます。
ぜひ活用してみてください!
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※見積は何度でも無料です。
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外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
そんなあなたに最強のテクニックをご紹介します。(乱用厳禁です。)
実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
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