犬走りは住宅事情を考えるなら不要
マイホームや外構を検討している方なら、一度は聞いたことがある用語「犬走り」。
犬走りとは、一般的に家の周りに設けられた土間のことを指します。
- うちには必要?
- いらないのかな?
こんな疑問に対して、外構の専門家である庭ファンの意見と基準について紹介します。
もし、するなら砂利敷きで十分だと私は思ってます。
元・エクステリア商社営業マン、外構の専門家です
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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犬走りってなに?どこにあるの?
住宅などの建築物の隣にある細い道幅を犬走りと言います。
特に建築基準法に定められた用語(意味・種類)や規定はありません。
諸説ありますが、「犬が通れるくらいの細い道」という説もあり。
一般的には、土の部分よりも一段高く作り、給湯器やエアコンの室外機の待機場所としての役割で採用することも。
結論、犬走りよりも砂利敷きで十分
犬走りがいるか、いらないかと言われたら、個人的にはいらないと思っています。
わざわざ費用をかけてまで設置しなくてもいいかなというのが私の意見。
理由は、最近の日本の家のつくりが犬走りを作る必要性のない構造になっているからです。
日本の家の歴史を考えると犬走りがある方がよかった
昔、日本家屋は「雨どい」がなく、雨水は垂れ流しでした。
垂れ流した雨水が地面に着水し、外壁に水汚れ、泥汚れが付いていたのです。
そうすると、湿気から建物の基礎部分を腐らせてしまい、家が脆くなってきます。diyする時はもちろんのこと、補修するのも大変です。デメリットなのは明らか。
そうならないために、犬走り(たたきとも呼ばれる)が作られ、建物を守る役割を果たしていました。
犬走りは近代の家では「化石化」
今の日本の家はどうでしょう?
実は、犬走りって「化石化」しています。
ご自宅やあなたの周囲にいる友人の家を想像してください。
直近、10年~最近で新築の建物に犬走りはありますか?
新興住宅街で犬走りのある家はほぼゼロ。
例外として、和風建築でおしゃれな雰囲気を出すために犬走りを作ることはあります。
ですが、おしゃれやデザインのために付けるということで、泥汚れを防ぐ・保護するためのものではありません。
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犬走りの目的別の最適解
では、犬走りを付ける目的はなんでしょうか?
まず、「犬走りはいりません」と先ほどお話しましたが、泥跳ねがゼロではありません。
どうしても泥跳ねが気になるという方は砂利を敷いておく程度で十分です。
砂利を置くことで水が吸収され、水たまりができず跳ね返りがしにくくなります。
また、家の裏に行くのに「泥だらけになるのが嫌!」と言う方もいらっしゃるでしょう。
その場合も、砂利で十分対応できます。
砂利のメリットはこちら。
- 泥防止
- 防犯(砂利の上を歩く音)
- コストが安い
- 雑草対策
建物の周辺が生活導線に入っているという方にはコンクリートをおすすめしています。
例えば、
- 自転車を停めるのに毎日通る
- 裏庭からゴミを出し入れするために通る
これらは、砂利では歩きづらく、水撥ねも気になります。
コンクリートと言っても駐車場のようにするのではなく、厚み8cmほどで薄めに施工しても問題ありません。
コンクリートで薄く施工する際のメリットはこちら。
- コストを抑えられる
- 耐用年数はほぼ永年
犬走りは、直接的にシロアリ予防効果はない
シロアリ防止のために犬走りを作るという方がいらっしゃいます。
ですが、犬走りは直接的にシロアリの予防効果はありません。
シロアリはコンクリートの壁を削って侵入すると言われますが、コンクリートがあるからと安心してシロアリチェックをしないことも。
直接的に建物の耐用年数を延ばす効果はあまり期待できません。
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犬走りを作るなら屋根先+30cm
それでも犬走りを作るという方は、屋根先から+30cmの寸法を推奨。
一般社会法人の木を活かす建築推進協議会というところから、木造建築物の耐久性向上のポイントという冊子が発刊されています。
その冊子の中で、雨水の跳ね返り試験結果が公表されており、記載されていたデータがこちら。
犬走りが不要な場合、
- 基礎高さが45cm以上
- 2階建てでも60cm以上の軒
泥跳ね、水撥ね回避のために犬走りを作る必要はありません。
もし軒が短い場合は、屋根先から+30cmの犬走りを付ければだいたいカバーできるでしょう。
ほぼ軒がないという家の場合でも、基礎の高さが45cm以下ということは考えにくいです。
そうなると、犬走りは+30cmするだけで雨水の跳ね返りがずいぶん少なくなります。
犬走り以外で跳ね返りを注意しないといけないポイント
ウッドデッキやタイルデッキの上でも跳ね返りはあります。
泥汚れは跳ね返りにくいですが、ウッドデッキ、タイルデッキを付けることで地面が高くなり、外壁が濡れやすくなるというリスクがあります。
こういった場合は、屋根を付けるなどの対策が必要。
とはいえ、ウッドデッキは南側に付けることが多いもの。
南側は陽当りが良いので、ずっとジメジメしていることはありません。
そこまで水撥ねを気にしなくてもいいかなと思います。
犬走りより外壁塗装の定期点検が有効
建物の耐久性を考えて犬走りを設置する方もいらっしゃいますが、これよりも定期外壁塗装をした方が、耐久年数を延ばすことができます。
ハウスメーカー、工務店によっては、建物の定期健診が用意されていることも。
有料でも、定期検診を受けた方が建物の耐久年数を延ばすポイントですよ!
砂利の犬走りや、砂利道をコンクリートにしたいと思っている方はこちらの記事で費用と手順を解説しているので参考にどうぞ。
»砂利からコンクリートにする費用の目安は1平米8,000円~
犬走りとは?必要・不要論のまとめ
犬走りの基礎知識は理解できましたか?
犬走りは家の周りにある通路のことを指します。
今の日本家屋の構造をみると、犬走りは不要というのが個人的な考えです。
あなたの家に本当に必要なのか、今一度考えてみましょう!
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