土間コンの失敗例は多い?3大クレームの原因
土間コンの工事はトラブルが多いと聞きました。しかも一度工事したら、やり直しできないんでしょう?高い買い物なのに…心配…!
土間コンクリートは、生ものなので難易度の高い工事です。
たとえばカーポートのような工業製品と異なり、業者さんによって出来栄えに差が生まれやすいのは事実。
- 職人さんの腕によって差がつく
- 当日の天候にも影響を受ける
- 色ムラは一定の確率で起こる
- 値段が高額なのに、やり直しできない一発勝負
ただし、施工実績が豊富で、腕の確かな業者さんを選べばトラブルが起こる可能性は減らせるでしょう。
この記事では、
の3つを解説します。
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私も土間コンクリートのお悩み相談をいただくことは多いですが、土間コンクリートの工事で、よくあるクレームは次の3つです。
- ひび割れ(クラック)の発生
- 色ムラができる
- 水たまりができる
よくあるクレーム①・ひび割れ(クラック)
土間コンクリートのひび割れ(クラック)に関するご相談は、よくあります。
ちょっと言いづらいのですが、実は…「よくあること」なのです。
ひび割れ(クラック)の原因は収縮
コンクリートには、枠に流し込んで(打設といいます)乾燥させる際に少しずつ収縮する性質があります。
徐々に固まりながら収縮するので、コンクリートが引っ張られる力に耐えきれず、ひび割れを起こすのです。
駐車場として使う上では支障はありません。しかし、ひび割れなんてあり得ないというお気持ちは理解できます。
また、とくにコンクリートの施工面積が大きくなるほど、収縮幅も大きくなります。よってひび割れも大きくなってしまう点は要注意です。
ひび割れ(クラック)の対処法
ひび割れが起きたら、一般的には補修剤を使って、補修します。
補修剤には
- ポリウレタン・シリコン系
- セメントモルタル・エポキシ系
があり、ひび割れに沿って補修剤を塗ります。
通販やホームセンターで1,000円以下で買えるものもあるので、小さなひび割れに流し込んで使えば自力での補修も可能です。
ひび割れ(クラック)の予防策
予防策として重要なのは、目地ですね。
収縮をおさえる、またひび割れのクラック幅を小さくするために目地を入れます。
目地はスリットとも呼ばれ一般的には3メートル幅でコンクリートを区切ります。
したがって縦横どちらも3m以上にコンクリートを流し込む場合には、目地入れが慣習になっています。
たまに外構工事のコストを下げようとして、見積もりから目地の費用を削ろうという方がいますが、ひび割れを予防するには、目地はしっかり入れるべき。
私が圧倒的に推奨している目地の素材は、伸縮目地です。
目地について詳しく知りたい方、オススメ目地を知りたい方はこちらの記事もさんこうになります。
≫駐車場のデザインがダサいは目地のせい!?追加費用ゼロでオシャレ外構に!
よくあるクレーム②・色ムラ
色ムラが起こりやすいのは低温や雨天のとき
コンクリートの表面に ”色ムラ” が発生するのもよくあるトラブルです。
実は、色ムラも、湿度や温度などで起こってしまうもの。専門家の中でも、完全に防ぐのは困難だと言われています。
コンクリートは生ものなので、透水性が悪いと乾燥するタイミングに差がついてしまいます。湿っている部分が黒く、乾いているところが白くなる。これが色ムラの原因です。
とくに、気温の低いとき、天候が悪い雨の日には発生確率が高いと言われます。
色ムラの対処法
対処法の1つは待つことです。
色ムラの原因は乾き具合の差なので、乾燥の遅かった部分も1カ月もあれば乾燥するでしょう。工事後、1カ月ほどの放置で色ムラがなくなる場合もあります。
それでも気になる場合は、コンクリート用の塗料を塗る方法もあります。
お好みの色に仕上げられますが、
- 滑りやすくなる
- タイヤの摩擦ですぐに塗装が取れてしまう可能性
には注意が必要です。
色ムラの予防策
予防策としては寒い時期の工事を避けることです。
色ムラは気温が低いときに多く発生すると知られているので、もし冬場に工事計画があるなら、コンクリート工事を暖かくなるまで待つのも手です。業者に相談してみましょう。
ただ、「引越し時期が決まっているので工事を遅らせられない」施主側の都合や、業者の工事スケジュールが詰まっているため難しいというケースも。
完全に防ぐのは難しい色ムラですが、業者さんとしては工事後の “指摘” は受けたくないも。「念のため」の気持ちで「色ムラに気をつけて」と伝える意味はあります。
- このお施主さんはこだわりがあるな…いっそう気を引き締めて工事しよう!
- 確実性を高めるため、天候が安定している時期に工程を組んでおこう!
などと思ってくれるかもしれません。ネチネチした態度は逆効果ですが、さらっと「大丈夫だと思いますが…」「もちろん信用していますが…」という言葉は、効果ありかも。
色ムラがどうしても気になるという方はコンクリート専用の塗料があります。
こちらの記事が参考になります。
≫全員避けるの不可能!土間コンの「色ムラリスク」を解決する革命がはじまります。
よくあるクレーム③・水たまり
工事後に「あれ、水たまりがある…?」というトラブルも起こります。しかも最近は、大雨、集中豪雨の被害も増えていますよね。きちんと排水できていないのは心配です。
水たまりが起こるのは、水勾配の不足
水たまりの原因は駐車場などで「水勾配」が取れていないことにあります。
通常は、水はけをよくするため1%の勾配終わりをつけます。
- 水勾配 1% = 5メートル(車1台分の長さ)で5センチの高さを付けること
設計時に必ず盛り込まれる内容ですが、敷地が狭小などの理由でうまく水勾配が取れなかったということも起こります。
設計されていた通りに施工できなかったという職人さんの施工ミスの可能性もあります。
水たまりができる場合の対処法
水たまりの場所を補修するのは難しいのが実態です。
したがって
- 水たまりの場所だけ解体して工事をやり直す
- 穴をあけて水通しをする
などの方法を取ります。
水たまりの予防策
水たまり対策としては、やはり施工前の準備が重要です。
- 水勾配をきちんとつける
- スリットをつけ排水させる
ひび割れや色ムラと異なる点は、
水たまりができるような工事は設計または施工のミスである可能性が高いことです。
ただし、水たまりを恐れて、5%を超える急勾配は考えものです。2~3%が妥当だと個人的には考えています。設計図面を必ずチェックするようにしましょう。
トラブル回避の最大のコツは信頼できる業者選定
ここまで紹介したのは、
- トラブルが起きる原因
- 起きてしまったらどうするか
- 起きないための対策(個別の予防法)
でした。
ただより根本的にトラブルを回避するポイント!それは、
コンクリート工事を得意とする業者さんに任せる
ことです。
工事が得意で、しかも安い…?そんなことあるのでしょうか。
- 自社で土間コンを工事している業者
- 土間コン工事が得意な業者
などと比べて、ハウスメーカーや工務店に頼むと1.5倍程度高いという事例もあります。
理由は、コンクリートに慣れている業者さんのほうが、材料費も安く仕入れられ、工事も手際がよいから費用を抑えられるからと考えてください。下記の土間コンクリートの費用を徹底解説した記事を見ると、相場に関する知識を得られます。
土間コンクリートの工事費を抑えるポイント【3選】
土間コンクリートの工事の悩みの他に、工事費が高いという相談もよく受けます。
外構全体にかける予算を抑えたいというのは自然な気持ちですよね。土間コンクリートの工事が高額なのは事実ですが、次の3つのポイントを見直してみましょう。
●土間コンクリートの面積を減らす
●仕上げ方法を慎重に選ぶ
●コンクリートの扱いが得意な業者さんを選ぶ
土間コンクリートの面積を減らす
土間コンクリートの工事面積を減らすのは、実は有効な手段です。
土間コンクリートを1平方メートルあたり1万円、平均的な車1台の駐車スペースとアプローチを20平方メートルとして計算すると20万円かかります。
たとえば駐車場では、タイヤが設置する面だけをコンクリートにし、他は人工芝などを併用すると費用も抑えられます。
また面積が小さいほど、工事時のリスクも減らせます。小さい面積のほうが、ひび割れが生じる可能性が低くなり、色ムラが多少生じたとしても「気になる」度合が少なくなるでしょう。
仕上げ方法を慎重に選ぶ
コンクリート工事の最後には表面の仕上げを行います。仕上げ方法は次の5つが代表的なものです。
- 刷毛(はけ)引き仕上げ …刷毛でなで、ザラリとした状態で仕上げる
- 金ゴテ …なめらかにツルツルの状態に仕上げる
- 洗い出し …コンクリート表面を洗い流し、混ぜておいた化粧砂利を表面に出す
- 塗装仕上げ …専用塗料を塗って仕上げる。汚れに強くなる
- スタンプコンクリート …型を押し付けてコンクリート表面に模様をつける
実は上の方法が安く、下に行くほど値段が高くなっています。
見積書をよく見たら、「金ゴテ仕上げになっていたけれど刷毛引き仕上げで十分」ということもあります。スタンプコンクリートは「デザインの良さが売り」ながら、かなり高額なので私個人はおすすめしていません。
わが家に合う仕上げはどれ?など、個別のご相談も可能です。よろしければ下記よりご相談ください。
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※見積は何度でも無料です。
工事が得意な業者さんに任せる
コンクリート工事を得意とする業者さんに依頼しましょう。
得意な業者さんの特徴は
- 自社内にコンクリートの扱いに慣れた職人さんがいる
- 会社でコンクリート用の機械、道具を持っている
- 社名が「(有)庭ファンコンクリート」「庭ファン土木(株)」など
土間コンクリートは生ものなので、普段から扱っている業者さんと、たまにしか扱わない業者さんではだいぶ差があります。
生コンクリートは工場から出荷されたらすぐに現場に持ってこないといけないので、機材がそろっていない業者さんは、よけいなレンタル費用などもかかるのです。
また得意業者さんは、生コンクリートの仕入れ価格の面でも有利です。会社名に「コンクリート」「土木」を含む業者さんはコンクリート工事が得意なケースが多いです。
土間コンの工事は得意な業者に頼もう
土間コン工事をハウスメーカーや工務店に頼むと20~30%ほど、ときに50%も価格が高くなります。しかも、自社で工事するノウハウがない、またはさらに割高になるのが分かっているため、結局専門業者さんにお願いしているんです。
であれば、面倒がらずに専門業者さんへの直接依頼が有効なのはわかりますよね。
ただプロ中のプロであっても、コンクリート工事に「絶対」はないのです。であれば、なおさら得意な業者さんに頼んで成功確率を高めたいですね。
また失敗回避のため、工事業者さんともよいコミュニケーションを取りたいものです。トラブルを抑え、価格面でも納得のいく工事にしましょう!
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無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
そんなあなたに最強のテクニックをご紹介します。(乱用厳禁です。)
実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
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