「タイルデッキで後悔したくない人」へ
休日に「庭でバーベキューを楽しんでみたい!」と思う方もいるんじゃないかと思います。
人工芝やウッドデッキは、火事の危険性があるため、バーベキューはおすすめできません。
天然芝ならできますが、芝生が焦げて痛むこともあります。
その点耐久性があり、メンテナンスの手間もない「タイルデッキ」ならバーベキューも安心です。
タイルデッキは見た目も高級感があり、一度設置すれば一生買い替えないお宅が大半です。
しかしタイルデッキは、高さが欲しい場所だと土やコンクリートなどが大量に必要になり、ほかの工法よりも高価になりがちです。
高額になるからこそ、タイルデッキで後悔しないための9つのポイントをお伝えします!
タイルデッキにくわしい外構のプロが答えます!
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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このサイトでは、お得にお庭づくりをするための外構・エクステリア商品情報やコストカットの秘訣などを、すべて無料で配信しています。
外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
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また、私の詳しい経歴を知りたい方は、≫わたしのプロフィールをご参照ください。
タイルデッキでしかできないデザイン
安さを追求するなら、タイルデッキよりもウッドデッキのほうがおすすめです。
ただし「お庭でバーベキューしたい!」ならタイルデッキでないと、難しいですね。
耐久性も高く基本的には設置したまま一生放置できるのがタイルデッキの魅力です。
たとえば油の入ったタレをこぼしたときも、洗い流せばOK。
ウッドデッキだと、油染みがついてしまって一発アウトです。
タイルデッキの後悔ポイント9選
ほとんどの人が、タイルデッキを購入するのは初めてですよね。
「わからないことだらけ」なのは当然です。
わたしが、日々の業務で「お客様からよく聞く後悔話や問題点」を9つのポイントとしてまとめました。
ここで紹介するポイントに気をつけていれば、致命傷は防げます。対応策合わせて紹介するので参考にしてくださいね。
- 意外と汚れが目立ちやすい
- 濡れるとタイルは滑りやすい
- 太陽の照り返しでめちゃくちゃ熱くなる
- 完成サイズは想像より狭い
- 設置コストはダントツで高額
- 室内フローリングと室外デッキの高さは合わせにくい
- サンダルの置き場に悩む
- 使用頻度は想像以上に少ない
後悔1. 「思ってたのと違う!」汚れが目立ちやすい
「泥や靴の後、湿気による汚れが目立って、思っていた以上に掃除が必要だった。」
お客様によく聞くのが「タイルにつく汚れの話」です。
スタイリッシュでかっこいい印象から、暗い色や無地のタイルを選ばれがちですが……かえって汚れが目立ちます。
明るめの色(ベージュ・オフホワイト)で、模様のあるタイルのほうが汚れは目立ちにくいんですよ。
また目地の色は「タイルの色よりも若干濃いめ」を選ぶのがポイント。
後悔2. 濡れたタイルは滑りやすい問題
雨や雪が降ると、タイルはかなり滑ります。
屋外用のタイルで、滑り止め加工してあっても、多少は滑るので注意が必要です。
お子さんやお年寄りが、タイルの上で転ぶ危険性もあります。
タイルは滑りにくいタイプを選ぶ、または市販の滑り止め材をデッキに塗布するなど対策するのがおすすめです。
基本的に「生活動線」へつながる場所にタイルを使用するのはやめる、使う場合は屋根も併用して濡れづらくする工夫をしてください。
後悔3. 想像以上…!照り返しや暑さがスゴすぎ問題
夏はタイルデッキの照り返しがリビングへ入ってきます。
またデッキ自体も熱を持ちやすく、家の中はさらに暑くなることがあります。
暑さ対策にはシェードを利用して日陰を作る、またはデッキの上に屋根を設置するなどの工夫が必要です。
デッキ自体の温度を下げる方法として、水をかけて冷やす「打ち水」も有効です。
後悔4. 思ったよりスペースが小さいゾ…?と感じる問題
「使ってみたら、狭くて段差が邪魔だった。」
「予算の都合で中途半端な広さのデッキしかつくれなかった。」
どちらもお客様から実際に聞いた話です。
タイルデッキを設置するときは、どのくらいの広さが取れるのか、しっかりと計画する必要があります。
デッキの広さはリビングや子供部屋、カーペットの大きさなどを参考にするとイメージしやすいですよ。
使いやすいタイルデッキは6畳程度の広さが理想的ですが、その分コストが高くなります。
サイズを検討しておくことは、失敗を避けるためにも大切です。
タイルデッキにかかる費用は、1平米あたり4.8~7.3万円が相場です。
どのくらいの大きさのものなら予算内におさまるか、計算しておくとよいですよ。
後悔5. げ!こんなに?設置コストが高い問題
盲点になりやすいですが……タイルデッキは、地面からの高さによって設置コストが変わります。
たとえば20cmと50cmの高さで比較すると、コストは倍近く変動することもあるんです。
高さを調整するために大量の土が必要になり、運搬量が増加すればその分費用もかさみます。
その点、ウッドデッキは高さによってコストが大きく変わることはありません。
高めの位置につくる場合は、ウッドデッキの方がおすすめです。
とくにウッドデッキっぽくなくて、おしゃれなのが三協アルミの「ラステラ」です。
≫ウッドデッキでおしゃれに魅せる!超具体的な基準と絶対外せない4つのポイントを紹介
タイルデッキの予算を下げたい場合は、人工芝を検討するほうがいいケースもあります。
後悔6. フローリングとタイルデッキの高さ調整の問題
タイルデッキは「土を使って高さを合わせる」という施工特性上の問題があり、基本的に建物の基礎あたりまでが高さの限界です。
グレーチングを使った施工法にすれば、リビングのフローリングと高さを合わせることも可能ですがコストがさらに高くつくことから、慎重に検討してください。
フローリングとタイルデッキの段差を解消するグレーチングは、ニットーさんから「テラスグレーチング」という商品が出ています。
こういったオプションを使うことでフルフラットにすることができます。
建物の床下換気口を塞ぐことなく通気を確保できるため、オンリーワンエクステリアさんの「スラブコネクター」もおすすめです。
リクシルさんから販売されている「タイルデッキ」なら、掃き出し窓の高さまでそろえて設置できますよ。
後悔7. サンダル置き場の問題
タイルデッキは、基本的に素足で歩くことはなく、スリッパなどを履いて利用します。
夏場にはタイルが高温になって素足では歩けないためです。
そこで、デッキ用スリッパの置き場所で悩む人が結構いるんです。
タイルデッキが設置されている場所は、屋外で雨ざらし。
外履き用のスリッパを保管するのはなかなか大変だと思います。
熱を伝えにくい加工が施されたウッドデッキなら、やけどするほどの熱さになることもありません。気軽に素足で歩けますよ。
さらに屋根付きのウッドデッキにすれば、汚れもたまりにくくなりますし、快適です!
後悔8. 圧倒的な使用頻度の低さの問題
タイルデッキが使えるシーズンは限られています。
春先はタイルデッキを使うのに気持ちもよくて絶好のシーズンですが、GWを過ぎれば、蚊の飛び回る季節がすぐにやってきます。
梅雨が終われば季節はもう夏。かんかん照りの太陽でタイルデッキは暑すぎて……とても使えませんよね。
秋になれば過ごしやすいですが、あっという間に冬が来て、寒さでお庭に出たくない日々が続きます。
結局、タイルデッキを年間通じて使えるのは「春と秋のわずかなシーズンだけ」です。
同じ予算ならガーデンルームにするほうが、タイルデッキよりも使い勝手の幅は広がります。
予算を活かして「リビングに大きなテレビを設置する」というのもありですね。
映画鑑賞やスポーツを観戦したり、上質なソファでくつろいだりというのも楽しそうです。
快適な過ごし方は人によってそれぞれ違います。どんな形なら幸せになれるのか、しっかりと考えて検討してくださいね。
後悔9. 業者さんが相談に乗ってくれなかった問題
ぶっちゃけ「業者は注文してもらえるなら、どっちでもいい」んですよね(笑)
使いやすいサイズや生活動線に合った仕様は、実際に生活するお客様自身が選ばなければ、誰にもわかりません。
ここを業者任せにしてしまうと「作ったはいいが使いにくいもの」が出来上がってしまい、後悔することになっちゃいます。
オススメのタイル・タイルメーカーを知りたい
具体的なタイルメーカーや商品名については、各々の記事を参照してくださいね。
業界で有名なタイルメーカーや特殊な木目調のタイルについて紹介している記事は必見です!
≫外構のタイルの費用を安くできる!タイルのメリット・デメリット、おしゃれに魅せる秘訣も紹介
ウッドデッキか、タイルデッキか、比較している人へ
ウッドデッキか、それともタイルデッキがいいのか迷っている方は、メリットとデメリットを比較した記事が参考になると思います。
さらに、具体的な金額や相場情報も紹介している記事もあります。
庭に足場を作りたい用途ならウッドデッキが最安値
コスパよく作るなら、吐き出し窓の前にウッドデッキを設置して足場を作るのが、もっとも良いとされています。
コスパ重視なウッドデッキのつくりかたなど、詳細な情報を知りたい方は、こちらの関連記事を参照してください。
≫ウッドデッキを最安値にする衝撃のコツとは?特長や価格を徹底比較
タイルデッキで後悔したくない人へ、お伝えしたいこと
9つのポイントは多すぎるんじゃ?と思ったかもしれませんが、この記事でご紹介したのはあくまで代表的な例なんです。
- このタイルにしなければよかった…
- 点検口が邪魔になった…
- 庭が狭くなった
など、個別に具体的な事例を探せば、実はもっとたくさんでてきます。
ちゃんと目的を持って設置すればよかったのですが、見積もりやイメージしているときにはハイになってしまって、見落としがちです。
この記事ではタイルデッキを設置する場合の致命傷を避けられるポイントだけお伝えしました!
タイルデッキ以外の選択肢も知ってもらいたい
本当に「タイルデッキは必要」でしょうか?
「タイルデッキの必要性を理解したうえで選ばない」のと「よくわからずに選べない」の違いは大きいです。
よく理解しないまま選ぶのだけは絶対に避けてください!
相談するなら、一社だけでなく複数社で見積もりを取るべきです。
客観的に検討できるので、最適なプランが見つかりやすくなりますよ。
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
そんなあなたに最強のテクニックをご紹介します。(乱用厳禁です。)
実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
そんないくつも業者さんを探して、つどつど問い合わせるのも面倒だという方は、無料で優良業者さんを簡単に検索できるサービスがありますので、ぜひご利用ください。
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特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
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