生垣、ちゃんと手入れできるかなあ…
我が家を建てるエリアには緑化規定があって、植物を置かなきゃいけないと判明…。手っ取り早いのは生垣?って思ったけど、正直植物の世話は面倒!
……管理が楽な生垣って、ないですか?
先に結論を言いますが、手間のかからない生垣は存在しません。
外構屋さんを15年やってきた私の結論です。
生垣は植物なので、水やりは必須。
剪定も必要ですし、そのゴミも出ますし、病気対策なんかもしなきゃいけません。
ただし初期費用が安い、雰囲気が良いという点は生垣ならではの魅力。
多少の手間を覚悟してでも、「生垣が欲しい!」と思う人は居ると思います。
そこでこの記事では「手間のかからない生垣」=最小限のメンテナンスで済む工夫をする生垣と定義して
- 手間のかからない生垣に最適な樹木の種類
- 生垣を作らないほうが良い場所
- 目的や予算に応じた生垣の設計方法
を解説します!
生垣も手掛ける外構15年の元・エクステリア営業マン。
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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手間のかからない生垣は…、ない!
もう一度言いますが、手間のかからない生垣は存在しません。
正直言って、生垣を作ること自体おすすめしません!
なんでかと言うと、
- 手入れがめんどくさい
- ハチの巣ができる
からです。
5月と11月はハチの巣ができるシーズン。
この時期に生垣をいじる依頼をいただいたときは、真っ先にハチの巣探しをします。
ちなみに私、1回刺されてるのでもう次がありません…。
こんな危険を冒すよりもアルミ目隠しフェンスを置くのが最も合理的で手間がかからないんですけどね。
生垣のメリット
生垣はおすすめしないとは言いましたが、
- フェンスより安く作れる
- 雰囲気が良い
- 季節を感じられる
の3つは、生垣ならではのメリットです。
生垣の初期費用は、目隠しフェンスと比べると3分の2ほどになります。
目隠しフェンスの初期費用が20万円だとしたら、生垣は12万円ほどで済むイメージです。
天然の植物を植えるので、フェンスより柔らかい印象になるのもポイント。
植える木の種類によっては新芽が出る、紅葉する様子を見られるので、季節感もありますね。
部分的に枯れるリスクもありますが、生垣に使う木って丈夫なものが多いです。
なので、枯れるリスクはあまり心配いりません。
ハチの巣だけは要注意ですが、フェンスとどちらにするかはお好みで選んでいただいて大丈夫です。
生垣のデメリット
一方、デメリットとしては
- 剪定と枝葉の処理の手間がかかる
- ハチの巣ができる
- 時期によっては落葉して目隠しができない
- 初期費用がフェンスより高額になることもある
といったことがあります。
「剪定」とは言うものの、実際に木を切るのは作業全体の2割ぐらい。
残りの8割は、
- 切った枝を集める
- 切った枝の葉っぱを取り除く
- 切った枝と葉っぱをゴミ袋に集める
- ゴミ袋をゴミ収集の日まで保管する
といった作業が占めます。
この剪定が、年に1~2回は必要になります。
(そりゃあ、お世話をしないで済む生き物なんて居ないですからね…。)
剪定の時期も木の種類によって変わりますが、3~5月と12~2月に行うことが多いです。
子供たちと遊ぶのにぴったりな休日を1日、剪定に充てなきゃいけない…
そんな日が、年に数回は発生すると思ってください。
植木屋さんに頼む手もあります。
が、それだと結局手間とお金がかかるので「手間のかからない生垣」ではなくなってしまいますね。
あとは、繰り返しになりますがやっぱりハチの巣対策が必須なのもデメリットです。
「敷地内にハチの巣がある」と思うだけで、リラックスできなくなりませんか?
私はハチの巣が結構トラウマになってます。
ついでに、落葉する種類があることもネックですね。
目隠しもできなくなるので、生垣としての機能を果たしてくれなくなっちゃいます。
さらにさらに、意外と高くつくケースもあるんです。
確かに生垣は、フェンスよりは安く作れます。
が!写真のようなメッシュフェンスの初期費用と比べた場合は、生垣のほうが高額になります。
生垣と垣根の違い
ところで、生垣とよく似たものとして「垣根」もあります。
生垣と垣根はよく混同されますが、
- 生きている植物を使う→生垣
- すでに生きていない木や竹の枝などを使う→垣根
という違いがあります。
天然木はどうしても水が染み込んでしまうので、カビ・苔が生えるリスクもあります。
手間はかかるものの、生垣のほうが耐用年数は長いですね。
限りなく手間のかからない生垣を作る方法
おそらく皆さんは、「生垣、作らなきゃいけないけどめんどくさいなあ」と思っていますよね。
そんな皆さんに向けて、
- 和風・洋風の生垣におすすめの木の種類
- 最小限の手間しかかからない生垣にする方法
を伝授します!
1.手間のかからない樹種を選ぶ
まず重要なのは、「葉が落ちない」「丈夫」など手入れがほぼ不要な樹種を選ぶことです。
生垣を和風にしたいか洋風にしたいかでも、雰囲気の合う樹種は異なります。
テイスト別におすすめの樹種は、次の通りです!
【和風】マキノキ(マキノキ科/クスノキ目)
和風の生垣にしたい人におすすめの木は、「マキノキ」です。
クスノキ目の木で、「イヌマキ」と呼ばれることもありますね。
放っておくと10~15mぐらいに成長することもあります!
1年で約30~50cmほど伸びるので、年1回が剪定が必要です。
剪定は、新芽が出る前の冬から春(休眠期)に行ってください。
毎年、5月ごろに白色または淡黄緑色の、かわいい花をつけます。
【和風】イチイ(イチイ科/マツ目)
イチイはイチョウに似た木で、枝が縦にまっすぐ伸びるのが特徴です。
最大で10~15mまで大きくなることがあります。
が、一般家庭の土壌なら最大でも5mほどしか育ちません。
しっかり刈り込みを入れれば、それほど大きくならないはずです。
ただし1年で約20cm伸びるので、1年に1回、もしくは最低でも2年に1回の剪定が必須!
剪定は、冬から春かけて(休眠期)が適切です。
葉っぱの色は濃緑色で、常緑樹なので落葉もしません。
「落ち葉の処分に困る」「葉っぱが落ちて目隠しができない!」といったお悩みは少なめです。
裸子植物なので花は咲きませんが、黄色い花粉の塊ができるのでアクセントにはなります。
【和風】キンモクセイ(モクセイ科/モクセイ目)
おなじみのキンモクセイも、生垣に向く樹種です。
最大でも3~5mほどの高さにしかなりません。
ただし1年で30cmほど伸びるため、年2回以上の剪定は覚悟してください…。
花は、9~10月頃に咲きます。
キンモクセイ特有の黄色の花と、良い香りも楽しめますね。
剪定は花が落ちた晩秋から初冬がおすすめです。
この時期に樹形を整えておくと、来年の花付きが良くなりますよ。
ただし、春は剪定には向きません。
花の色が濃いので、落ちた花が地面を汚すこともありますね。
【洋風】レッドロビン(バラ科/カナメモチ属)
レッドロビンは、「ベニカナメ」とも呼ばれる木です。
樹高は2~4mほど。
1年で30~60cmほど伸びますが、横にも広がるのが特徴です。
常緑樹なので落葉は少なく、春から初夏(5~6月頃)には小さな白い花が咲きますよ。
ただし剪定の回数はちょっと多めで、春から夏の終わりまでに2~3回必要です。
また、葉っぱが赤くなるので、建物と調和するかも慎重にチェックしなきゃいけません。
特にこういう、ガルバリウム鋼板を使った金属っぽいテイストのお家にはちょっと合わないことが多いですね。
寒さにもあまり強くないので、関東より南のエリアや積雪の少ないエリアで使うのがおすすめです。
【洋風】コニファー系(針葉樹の一群)
こういった、とんがっていて「A」のような樹形の木を「コニファー系」と言います。
いろいろな種類がありますが、どれも樹高は5~10m。
一般家庭では5m以上になることはありません。
1年で約30cm伸びるので、1年に1回の剪定は必要です。
ただし剪定する場所を間違えると、変な形の木になって三角形ではなくなってしまいます。
剪定に適した時期は、冬の終わりから早春にかけての休眠期間中。
葉っぱが濃緑色のものがほとんどですが、種類によっては金色や青緑色などもありますよ。
また、裸子植物なので花は咲きません。
たま~にイガイガの実がなりますが、地面に落ちても色が付くことは少ないです。
【洋風】オウゴンマサキ(マサキ科/マサキ目)
「マサキ」という木の、葉っぱが黄金色をしているタイプ。
樹高は1~2mほどで、そこまで高くはなりません。
葉がかなり密集しているので、生垣や目隠しに適しています。
成長はそこまで速くなく、伸びても1年で20~40cm程度です。
ただし横にも伸びるので、剪定は毎年必要です!
剪定は春から夏がおすすめ。春は新芽が出る前、夏は成長後に刈り込みをしてください。
常緑樹で、1年を通して金色の葉っぱを付けます。
2.植え方を工夫して手間をかからなくする
樹種と同じくらい大事なのが、「植え方」です。
「生垣=地面に植物を植える」というイメージがあるかもしれません。
しかし、それ以外の方法でも生垣は作れるんです!
よく使われる方法が、プランターに植えた木を並べて生垣状にすることです。
プランターの中に入る土の量はそれほど多くないので、木の成長も地面に植えるときより抑制されます。
プランターもたくさんの種類があるので、選び方次第でお庭の雰囲気を変えられます!
こんな風に、テラコッタのものもあれば白っぽいもの、モルタル調のものまでさまざま。
プランターが同じでも、植える木の種類を変えればまた違った雰囲気になりますよ。
おしゃれに緑を取り入れられるし、木の育ちすぎも防げるし、素晴らしい方法です!
3.樹木を必要最低限の本数にする
植える木の本数を減らす方法もあります!
目隠しをしたいところだけにピンポイントで、必要最低限の本数だけ植えるんです。
木って一度植えると、たとえ1本でも抜くのが大変。
私もこの前、生垣として植えていたキンモクセイを抜く現場に行きましたが…
1本抜くのに、大人8人がかりで2時間かかりました。
「目隠しするなら木をたくさん植えなきゃ!」と思いがちですが、本当にたくさん必要ですか?
こうやって、「人目が気になるところに大きな木を1本」じゃ、ダメですか?
撤去するときのことも考えて、何本あれば足りるのかもチェックしてみてください!
ここはNG!生垣を作らないほうが良い場所
生垣は、敷地内のどこに作るかも地味に重要なポイントです。
次のような場所は避けて作ることで、手間を減らしやすくなります。
- お隣の土地との境界ライン上
- 外壁スレスレの場所や室外機の近く
- 配管の近く
特に地面に植物を植えて生垣を作ると、なかなか移動できません。
「本当にここで良いのか?」はじっくり考えていただきたいです。
1.お隣の土地との境界ライン上
生垣を作る方法として、列植(れっしょく)があります。
列植とは、名前のとおり木を列のように並べて植えることです。
この列植は、なるべくお隣との境界ラインから離してくださいね。
木が成長して枝がお隣の土地に伸びてしまったときに、勝手に切れなくなるためです。
一応、法律上はお隣さんの承諾があれば、お隣の土地に入って切らせてもらうことはできます。
ただまあ…ぶっちゃけめんどくさいですw
毎年毎年、1年に2回も3回も「切らせてください!」って行くの、超めんどくさくないですか?
当然ですが、切った枝葉はきちんと清掃して持って帰らないといけないので、それもまた面倒…。
列植をするなら自分の敷地内だけで、お隣さんからは離すのがベストです。
壁にぴったり付けるのではなく、後ろを人が通れるぐらいのスペースも確保してください。
ただ、そもそもですが列植自体もあまりおすすめしません…。
とにかく、どこに作ってもめちゃくちゃ面倒なんですよ。
道路側に作っても、落ち葉の掃除が必要になります。
手間のかからない生垣にするなら、列植以外の方法を検討した方が良いです。
2.外壁スレスレの場所や室外機の近く
外壁からの距離も、離せば離すほど良いです。
できれば、葉っぱと壁との距離を60cm以上離してほしいです。
葉っぱが外壁に擦れると、外壁に傷や汚れがつきます。
また、エアコンや室外機、給湯器(エコキュート)の近くも絶対に避けてください!
こういったものの前って、常に風が出続けている状態です。
皆さんも経験があると思いますが、扇風機とかエアコンの風がずっと当たってると体調悪くなるじゃないですか。
それ、植物も同じです。
エアコンや室外機、給湯器の前に植物を置くと、絶対に枯れます。
3.水道管・下水管など地中配管の近く
配管も要注意ですね。
生垣って、根っこが結構深いところまで入ります。
すると、地中の水道管・ガス管、建物の基礎などに当たってしまうことがあるんです。
最悪の場合、配管が破裂してしまいます。
植えてから10~20年ほどして、「ガス管が破裂した!」と相談される人も多いです。
ですからこういった配管からも、60cm以上は絶対離していただきたいです。
生垣の根がどこまで伸びているか知りたい場合は、枝の位置が目安になりますよ。
根が横広がりのものと縦に伸びるものとがありますが、枝葉の真下までは根が伸びていると言われます。
こんな大きな木であれば、根っこも相当伸びていると考えてください。
なかには、「枝を切れば根は広がらない」という特性のものもあります。
心配な人は、そういった樹種を選ぶのも賢い選択です。
【目的別】手間のかからない生垣の作り方
ところで、皆さんが生垣を作ろうとしている理由は何でしょうか。
おそらく、
- 目隠しのため
- 条例で決まっているため
- コストカットのため
- 緑が欲しいため
のどれかだと思います。
一言で「手間のかからない生垣」と言っても、どんな生垣が良いかは生垣を作る目的によっても違ってきます。
それぞれの目的別に、生垣の最適解を紹介します。
1.目隠しのため:生垣よりアルミフェンスが良い
隣人や通行人からの視線を遮りたくて生垣を考えている人には、アルミフェンスを推奨します!
3~4年スパンで見たときに、メンテナンスが楽なのはアルミフェンスなんです。
しかも、アルミフェンスは超長持ち!
私の実家にも約20年前に設置したアルミフェンスがありますが、全然劣化してません。
最近は、アルミフェンスにもおしゃれなものがたくさん出てきています。
ぱっと見ではアルミ製とわからないものもあるんですよ。
詳しくは、以下の記事で紹介しています!
≫外構のおしゃれな目隠しなら「フェンス」!絶対に見るべき商品21選
2.条例で決まっている:プランターを活用
緑化規定のある地域に住んでいて、どうしても生垣が必要な人もいますよね。
その場合、プランター植えの木を並べて生垣代わりにするのがおすすめ!
地区協定・美観規定などがあるエリアでは
- 木を5本以上植えねばならない
- 敷地の20%以上を緑化しないといけない
といった、緑化規定や緑視率規定などがあることも。
でも植物をプランターに植えて並べれば、こうした規定の要件も満たせます!
地面に植えるのと違って、「移動できる」のもポイントです。
緑化規定のある地域って、きちんと緑化できているかを行政がチェックするんですが、家を建てたときだけ行われることが多いです。
だから、チェックの時だけプランターを並べて、それ以外はリビングの前に置いておく…なんてこともできちゃいます。
3.コストカット目的:アルミフェンスにしよう
外構のコストを抑えたくて生垣を検討している人にも、アルミフェンスをおすすめします。
生垣も生き物なので、剪定の作業は必須。
最初のうちは良いかもしれませんが、時間が経てば経つほどやりたくなくなってくるものです。
剪定のためにはハサミやバリカンも必要。
そのハサミやバリカンを保管するための倉庫やコンテナも必要です。
ゴミ袋やほうき・ちりとりも要りますよね。
フェンスの中にも、かなりお安く買えるものがたくさんあります!
安くて機能性にも優れているアルミフェンスは、以下の記事で紹介していますよ。
≫安くても絶対買っちゃダメ&安いけどガチでオススメな目隠しフェンス【2024年】
4.お庭に緑が欲しい:好きなように作れ!
純粋に、お庭に緑が欲しくて生垣を考えている人は…自由にやっちゃってOK!
ただし、いきなり何本も木を植えたり、全部植物で生垣を作ると、管理や処分が大変です。
庭ファンのおすすめは、「背景に木質系のフェンス+最低限の本数の木」にすることです。
同じフェンスでも、木質系(木目調)のものはお庭や木とも調和しやすいもの。
木の本数を減らしてもスカスカ感がなく、剪定も楽になってと良いことずくめです。
木質系のフェンスには、
- 天然木を使ったもの
- 樹脂を使ったもの
の2種類がありますが、庭ファンのおすすめは樹脂を使ったフェンス。
天然木を使ったものより安くて、反り・カビに強い、色の種類が豊富などメリットがたくさん!
特におすすめの木質系のフェンスについては、以下の記事で熱く語っています!
≫おすすめウッドフェンス5選!おしゃれ×価格×耐久性も文句なし、その中でもベストは◯◯◯フェンス!
生垣のよくある質問【FAQ】
最後に、生垣を作るか考えている人から聞かれることの多い、
- 生垣に使う木はいくらで買える?
- コスパよく生垣を作るには?
- 生垣の工事の時期はいつが良い?
- 剪定はいつの時期に、どうやれば良い?
- 生垣が枯れる原因と対策は?
について解説します!
生垣に使う木はいくらで買える?
生垣に使う木の1本あたりの金額は、「株高」と「木の種類」で変わります。
しかも「背が低い方が安い、背が高い方が値段も高い」という単純な話ではありません。
同じ木でも、高さ1mのものと3mのものとでは、金額がガラッと変わるんです。
たとえば、カエデ(モミジ)の木。
1mの株だと8,000円ぐらいなのですが、3mになると10万円ぐらいします!
金額の差が出る理由は
- 運搬の手間
- 生育の手間
- 枯れるリスク
があるからなんです。
当然、1mの株を運ぶのと、3mの株を運ぶのとでは運搬する方法や人数も変わります。
1mの株を3mまで成長させるには、何年もかけてじっくり育てなくちゃいけません。
途中で枯れてもいけないですし、そういった手間賃が木の値段にも反映されているんですね。
確かに、小さい株のほうが安いです。
が、生垣として最初からしっかり活躍してくれるのは大きい株なので、そこは難しいところです。
住んでいる地域によっては、「小さい株を買って育てる」という方法もアリです。
木の種類にもよりますが、木は1年で約30cm伸びると言われています。
2年後ぐらいに立派な気になることを見越して、小さい株を選んでも良いかもしれません。
コスパよく生垣を作る方法は?
安くておしゃれな生垣が欲しいなら、「目隠しフェンス+その前に1本だけお気に入りの木を植える」がベスト!
この方法であれば、初期費用や剪定にかかる費用・手間を省きつつ、しっかり目隠しができますよ。
さらに剪定の手間をなくすなら、木はプランターに植えてくださいね。
補助金もあるけど、使わないほうが良い
ちなみに生垣って補助金も結構あるので、「使いたい!」と考える人も多いです。
ただ、私としては補助金狙いで生垣を作るのはおすすめしません。
補助金をもらえる要件を満たそうと思うと、かえって工事費用がかさんでしまうケースがあるんです。
たとえば要件の例で言うと、
- ブロック塀の取り壊し
- 長さ5m以上の生垣の設置
といったものがあります。
とはいえ補助金をうまく使えば、外構にかかるトータルの費用を抑えられます!
「◯◯(住んでいる地域) 生垣 補助金」と検索すると、要件や補助金額が見られます。
たとえば「浦安市 生垣 補助金」と検索すると、こんなページが出てきます。
生垣の工事の時期はいつが良い?
生垣を作る工事の時期は、植える植物に合わせて決めます。
1年中、どの季節に植えても良い木もありますし、「夏はダメ!」みたいな木もあります。
木って、ちゃんと植えるのに適した時期に植えないと枯れちゃうリスクがあるんです。
そして、工事を頼む場合は枯れに対する保証のある業者さんに依頼してくださいね!
こういう保証がある業者さんは、植物のことをよく理解しています。
なんなら、「植えるのはまた別の工事として扱う」なんてケースもあるぐらい。
もし業者さんに聞いて、「いつでも大丈夫!」と言われたら要注意。
こういう業者さんは植えた後に木が枯れてしまっても、責任を取ってくれません。
外構工事だけして、「生垣は来年です」と言う業者さんのほうがよっぽど信頼できます。
剪定はいつの時期に、どうやれば良い?
剪定の時期も、植える植物に合わせてください。
植えてくれた業者さんに聞くのが、間違いない方法です!
このとき、剪定の方法もあわせて聞いておくと良いですよ。
一言で「剪定」と言っても、
- 枝をカットする必要がある
- 葉っぱの先だけ切れば良い
- 切った後に消毒が必要
などなど、木によってやるべきことは違います。
こういうのはやっぱり、プロに聞くのが一番ですからね。
生垣が枯れる原因と対策は?
生垣が枯れる原因も植物によって全く異なります。
これもやっぱり、業者さんに聞くのが一番です。
木の種類を問わず、枯れる原因は「水不足」です。
だいたい、水たまりができるぐらい水をあげる必要があります。
ただし
- 水をあげる時間帯
- 一度にあげる水の量(何リットルなのか)
は、木によって全然違います。
このあたりを業者さんに具体的に聞いておけば、水不足にならず枯れも防げますよ。
私の経験上、木が枯れる原因はほぼほぼ「水不足」です。
「日照不足」「肥料不足」は、実はそれほど多くないんですよ。
まとめ:生垣はプロの意見を聞いて考えるべし!
- 手間のかからない生垣に最適な樹木の種類
- 生垣を作らないほうが良い場所
- 目的や予算に応じた生垣の設計方法
を解説しました。
手間のかからない生垣を作りたい場合、たくさんの工夫と注意が必要です。
また、生垣が得意!という業者さんもいれば、苦手な業者さんもいます。
生垣は一度作ると撤去が難しいですし、生き物なのでずっとお世話が必要。
経験と知識が豊富で、良い提案をしてくれるところに頼むべきです。
同じ現場を見ても、業者さんによって提案するプランが違います。
1社だけのプランで検討を詰めていくのは、実はリスクがあるんです。
作りたいと思ったら、まずは複数の業者さんに見積もりをお願いしてください。
優良業者さんを探すには、一括見積もり依頼が便利です!
以下のボタンをポチッと押して、生垣が得意な業者さんを探してみてくださいね。
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※見積は何度でも無料です。
本当に…良い外構を手に入れる方法
外構工事は、人生でも非常に大きなお買い物です。
だからこそ、安心して外構工事をご依頼いただいてもらえるように庭ファンでは、信頼できる業者のみを厳選してご紹介するようにしました。
審査は、庭ファンがすべて自分で行い合格した優良業者とのみ提携しています。
人気の外構業者さんは、見積もり前の打ち合わせですら数ヶ月先まで埋まっていることもよくあります。
引渡日が決まっている方は、»お早めにフォームよりご依頼ください。
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だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
入力は必要最小限の項目だけでたった1分で終わります。
エンジンをかけて、車に乗って、外構業者さんの店舗に出かける必要もありません。
業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
検討タイミングでも問題ありません。
「注文できるかどうか、まだわからなくて…」と言ってもらえれば大丈夫です。
懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
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カンタンな条件を満たしていただければ、私が、「価格のチェック」&「プランの精査」をいたします。
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最後までご覧いただきまして有難うございました!
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