新興住宅街で隣が空地…フェンスはどうする?
夢のマイホームを契約したのですが、新しい住宅街でお隣さんが空き地なんです。視線が気にならないように外構工事の際に目隠しフェンスをどうするか悩んでいて…。お隣がいないのに勝手にフェンスを建ててもいいのでしょうか? ローンや家電の購入予算も残したいし、フェンスを付けずに済むなら、そうしたい。何が正解か教えて!
新興住宅地だと、まだ周りに土地が空いているケースもありますよね。
境界を示したり、目隠しや防犯のためだったり、フェンスの役割はさまざまですが、お隣がいないうちに付けると、トラブルや失敗の原因になります。
この記事では、
法的根拠も交えながら、しっかり解説します!
フェンスの設置で悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
いつフェンスを建てるか?外構のプロが教えます
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新興住宅街のフェンスは隣が建つまで様子見がベスト
お隣さんが空き地の場合、隣の建物が立つまでフェンスの取り付けをまってください。
とくに目隠しフェンスは、慎重に検討すべきです。
将来、まったく意味をなさないこともあるんです。
フェンスを付けるべきかどうかはそれぞれの立場で言うことが違います。
たとえば
- ハウスメーカーさんは、後でも良い
- 外構業者さんは、お隣さん立つ前の今が良い
と言います。
なぜなら
- ハウスメーカーさんは、家にたっぷり予算を回してほしい!
- 外構業者さんは外構工事費に予算を割いてほしい!
だからです。
そもそも、境界は低くてもブロックを積んだほうが良い
低くてもいいので、敷地の境界にはブロックを積んでください。
お隣との間に「高低差がある」または「すでに隣地ブロックがある」ときでも
ブロックを積むと、こんなプラス効果があります。
- 土砂の流出を防ぐ
- お隣さんの敷地に小石の侵入を防ぐ
- フェンスの基礎として利用できる
お隣さんへの配慮として、ブロック積みは外構工事の計画に入れてほしいです。
お隣さんが建つまで待つべき理由
お隣さんが建つまで待つべき理由は、目隠しフェンスが本当に必要か判断するためです。
目隠しフェンスを設置したいってことは、隠したいものがありますよね。
- 窓同士が向かい合わせになってしまった
- お隣さんのリビングから庭が丸見え
- 視線が気になってくつろげない
など、こういうことが毎日あるとプチストレスになります。
こういったストレスの解消には、目隠しフェンスで解決できます。
そもそも、目隠しが必要ないなら、メッシュフェンスを先付けしてしまってもです。
失敗しない目隠しフェンスの大原則
お隣に家が建って「やっぱり目隠しが必要だ」となったら、次の手順で考えてください。
- 目隠ししたいものを明確にする
- どこからの目線を隠すのか明確に
- 見えなくなる高さを実測する
今回の場合は、2と3については、お隣さんの家が建たないと判断できない状態です。
隠したいものや目線が確定してから、フェンスの計画を立てればいいんです!
詳しい目隠しフェンスの高さの決め方についてはこちらの記事を参考にどうぞ
誰がフェンス取付費用を負担すべきなのか?法的根拠
次に気になるのがお金の話!
境界部分に設置するフェンスはどちらが付けるべきなのか?
フェンス取付そのものを定めている法律はありません。
ただし、民法214条から217条を読むと、法律上の解釈がわかるんです。
止水義務と言って、低い土地へ水や土の流れ込みを防ぐために、高いほうの土地でブロック塀やフェンスなどを積むようにルールが定められてます。
法律上、低い方はブロック塀を積まなくて良いことになっています。
そのためフェンスも、ブロックのある高い方の土地が設置し費用を自分で負担するのが自然の流れになるわけです。
高低差がなければどちらが設置してもOK!
平坦な土地では、法律で決まっているわけでなく、外構業界の通例になります。
高低差はあとに建てる家の計画によって変わるんですよね。
一番難しいのが建築時期や引っ越しが同時期のパターン。
お隣さんとは何十年ものお付き合いになるので、トラブルは避けたいです。
高低差がない場合は、どちらが付けるか一度話し合っておくと安心です。
ハウスメーカーは新興住宅街のフェンス費用は折半と言う
新興住宅街では、ハウスメーカーさんにフェンスについて聞くと大半が「折半」と答えます。
ハウスメーカーさんの立場からすると建物に予算を使ってもらいたいからです。
ただ、境界の上にブロックやフェンスを設置するのは個人的にお勧めしません。
将来的に思わぬトラブルの原因になります。
もしお隣が相続や認知症などで、共用物の判断ができなくなったらまず間違いなく揉めます。
お隣さんとのトラブル事例についてさらに詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
>>フェンスの工事中、隣人からのクレーム事例!気を付けるべき3点と対応策\実話だヨ/
費用を安く抑えるための事前対策と商品選定術
将来のことを思えば、こちらの敷地内に自腹でフェンスを付けるのがベターです。
すると、気になるのは費用。
費用を抑えるためのおすすめフェンスの選び方を解説するので、ぜひチェックしてください。
目隠しフェンスはルーバー目隠し一択
目隠しフェンスは、
- 縦目隠し
- 横目隠し
- 横ルーバー目隠し
の3種類があります。
値段はどれも、ほぼ同じです。
横ルーバー目隠しは、目隠し効果が高いのに、ほどよく通気が取れますなので、庭ファンは、この中でも「横ルーバー目隠し」をおすすめしています。
風を受け流す効果があるので、台風にも強く、安全な目隠しフェンスです。
正直、選ばない理由はありません。
将来、高い目隠しフェンスを設置できるようにブロックを積む
将来的に目隠しフェンスを付けるのに備えて、ブロックだけ積んでおくのがおすすめです。
たとえばYKKAPさんの「シンプレオフェンス」ならブロックの上に160cmの高さまでフェンスが取り付けられます。
積んでおくブロックの段数次第では大人の目線も遮れます。
ただし160cmのフェンスを付けるには、柱を埋め込むために、最低でも250mm(ブロック1個半分)は深さが必要です。
通常の高さ120cmのフェンスで柱埋め込みは17cmぐらいで、ブロック1個分です。
目隠しフェンスの基礎としてブロックを積んでおくなら、
- ブロックの段数は2段以上積む
- 160cmのフェンスを設置する前提で穴を開けてもらう
といった対応を外構業者さんにお願いするといいですよ。
独立フェンスを設置できる土のスペースを残しておく
もっと背の高いフェンスを付ける可能性があるなら、独立基礎を設置できるスペースを残しておくのも手です。
独立基礎なら最大3mまでの目隠しフェンスがつけられます。
基礎を設置する場所を土にしておくと、あとあと楽ですよ。
ただし、3mもの目隠しフェンスを付けると近隣トラブルになる恐れがあります。
フェンスの高さを控えめにするか、お隣さんとの話し合いは必要ですね。
あとでフェンスを変えるなら、三協アルミ「レジリアフェンス」
デザインや目隠し箇所が決まっていない場合は、三協アルミさんの「レジリアフェンス」がおすすめです。
レジリアフェンスの特徴は支柱をそのまま残して、異なるデザインのフェンスを取り付けられる点です。
デザインバリエーションは16種類! 高さも以下の4種類から選べます。
- 60cm
- 80cm
- 1m
- 1.2m
支柱を2m間隔で取り付ける通常施工で風速36m、支柱間隔を1mにすると風速42mまでの耐風圧に耐えられます。
ただ、あとでフェンスを交換するときは、フェンスの処分費がかかります。
ちょっと無駄が出てしまうので、推奨できる内容ではありませんが、荒業としてそういう方法もあることを知ってもらいたいです。
三協アルミさんの目隠しフェンスについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。他社さんとの比較実験も紹介しています。
>目隠しフェンスは三協アルミが最強!実験で分かった他社を圧倒する理由とは
まとめ:新興住宅街でのフェンス設置は慎重かつ柔軟に!
目隠しフェンスが本当に必要かを判断するため、お隣さんの建物が建つまで様子見がベストです。
でも、ブロック塀は土砂流出防止や基礎として役立つので設置しておくと良いですよ!
もしも目隠しが必要になった場合は、通気性・安全性の高い横ルーバーフェンスがおすすめです。
フェンス設置には正解はなく、答えもひとつだけではありません。
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