外構工事が高いならDIY?でも危険度も考えて!
外構費用が思ったより高くて困っています。なんとかコストカットしたいのですが、「それなら自分で工事するのがよい」と聞きました。たしかにDIYは好きなのでチャレンジしたいです。やればやるだけ、お得ですよね?
DIYはコストカットの味方、それは間違いありません。
ただし、DIYより、業者に任せたほうがおトクになる工事もあるんです。
それから危険度の高い工事をDIYするのはやめましょう。
今回は、
- DIYすべき外構
- DIYしてはいけない外構
この2つの違いをしっかりと解説しますよ。
元・エクステリア商社営業マン、外構の専門家です
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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【外構DIY】おすすめ5選!やればやるだけ安くなる!
まずは外構でDIYして、安く費用をおさえたいというニーズにぴったりの作業から紹介します。
おすすめのDIY作業は、ケガや失敗のリスクが低いものです。
おすすめは以下の5つ。
- ウッドデッキ
- 物置
- フェンスだけ(ブロック積みを含まない)
- 花壇
- 芝生
難易度が比較的低いものばかりで、初心者でも時間をかければ何とかなります。
参考:DIYにあると便利な大容量ポータブル電源Jackery(ジャクリ)
外構DIYおすすめ1:ウッドデッキ
市販の人工木デッキは非常に優秀です。
工業製品化されているため、あらかじめ加工が施されています。
必要なビスや金具もセットになっており、木材から加工する必要もありません。
また、強度計算もされており、安心して利用いただけます。
ただし、それなりに労力がかかるので覚悟してくださいね。
なんで人工木のウッドデッキがおすすめなのか?については、こちらで詳しく解説しています!
≫人工木のウッドデッキは、組み立てしやすいDIYキットになってる
外構DIYおすすめ2:物置
物置をDIYするなら、アジャスター式床物置が無難です。
アジャスター式床物置とは床部分にアジャスターがあるタイプ。
車のジャッキアップのように水平機能が付属している物置です。
アジャスター機能があれば、基礎ブロックが多少水平ではなくても、床部分をジャッキアップして調整できます。
物置の基礎ブロックは、長年使用すると沈んでしまいます。
しかし!アジャスター付きの物置は設置してから数年経過しても、水平調整が可能です。
≫物置のDIY検討しているならアジャスター式床タイプがおすすめ【何かと楽チン】
外構DIYおすすめ3:フェンスだけ
フェンスは半完成品で購入できるため、DIYしやすいものの1つです。
ただし、風の影響を受けやすいフェンスで最も重要なのは、基礎づくり。
高さのある目隠しフェンスなら、強風で倒れないように基礎の埋込を深くしなくてはいけません。
実はブロック積みの難易度は非常に高く、資材も多く必要です。
その点、独立フェンスなら、残土や残材も少なくて手軽にDIYできます。
フェンスをDIYするか迷ったら、こちらの記事も参考になりますよ!
≫フェンスだけ買って安くDIYするか、プロの外構業者に依頼するかどっち?【判断基準があります】
簡単に設置できる「置くだけフェンス」という商品もありますが、これだけは絶対にやめてください。
重さに耐える設計になっていないため、台風や強風のときに飛んでしまう可能性があるので超危険です!
ですから、しっかりとした独立基礎を設置して、安全対策に気を配りましょう。
置くだけフェンスの危険性は、こちらの記事で紹介していますよ。
≫置くだけフェンスと同程度のコストで倒れないフェンスを手に入れる方法【危険だらけ?】
外構DIYおすすめ4:花壇
花壇のブロック積みは、リスクの少ない工事の1つです。
もしも失敗しても、背の低いブロックならお隣に迷惑をかける心配もありません。
自分自身が転倒・転落してケガをするリスクも少ないので、費用対効果の高いDIYだといえます。
凝ったデザインではなくレンガを積んで花壇を囲うだけでも、おしゃれな雰囲気に変わります。
ちょっと植栽をすれば、ステキな花壇が簡単に完成!
水平器を使用すれば、安定した土台を設置できます。
外構DIYおすすめ5:芝生
芝生はホームセンターでも販売しており、比較的手軽にDIYできる作業です。
芝生には、「天然芝」と「人工芝」の2種類の選択肢があります。
最安値で地面を覆うのなら、天然芝の方がコストが安いです。
1平方メートルあたりの価格は……
- 天然芝…約500円~1,000円
- 人工芝…約3,000円~5,000円
天然芝の特徴は以下を参考にしてください。
- 費用が安い
- 美観も良い
- ただし日頃の手入れが必要
一方、人工芝の特徴がこちらです。
- 手入れが必要ない
- 耐久性が高く、一年中青々としている
- 初期コストが高い
どちらを選んでも、十分にDIYで設置できますよ。
天然芝と人工芝については、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫人工芝と天然芝をどっちが良いの??よくある悩みを完全解決!
素人厳禁!外構DIYでやってはいけない作業
ここからは、自分でやってはいけない、つまり「DIYしないで」作業です。
以下の3つについては、素人がDIYするのは避けていただきたいです。
- 危険な作業
- 専門知識が必要な作業
- 一発勝負で、やり直しできない作業
庭づくりは作業によって難易度が異なります。
専門的な知識が必要なものや、危険な作業があります。
危険な作業
外構をDIYで行う場合、高所や取り扱いの難しい道具を使う必要があります。
例えば、カーポートを設置する場合、自分の肩よりも高い場所で作業するため、危険を伴います。
また、木材などの材料を切断するために丸ノコを使用するときもあります。
こういった道具は、操作を誤るとケガをするリスクがあるため注意が必要です。
専門知識が必要な作業
防水・構造の知識が必要な建物への固定作業や、建築基準法のような法律の知識を要するブロック積みは専門知識が必要です。
また、水道・電気関連については、給水管引込工事や電気工事士といった資格が必要です。
そのため、無理せず専門業者さんに依頼をしましょう。
本で勉強したり、インターネット検索をしたりして知識を身に付けたとしても、絶対にDIYしないでくださいね。
一発勝負で決めなくてはいけない作業
やり直しがきかない、一発勝負の作業もなるべく避けましょう。
一見、簡単そうに見える
- 土間コン
- 塗り壁
- タイル貼り
は、非常にデリケートな作業です。
職人さんでもキレイに仕上げる人はごくわずか。
技術の高い工事ほど、失敗する確率が上がるため、素人にはおすすめできません。
これだけはやめて!DIYをおすすめしない5つの作業
難易度の高い作業や危険が伴う作業は、自分でDIYするのはおすすめできません。
具体的に、以下の5つは業者さんにきちんと見積もりをとってお任せしましょう。
- カーポート
- テラス屋根
- ブロック積み
- 土間コン
- 塗り壁
DIYはダメ1:カーポート
カーポートの設置は、危険を伴う作業です。
2mを超えるような高所作業が発生するため、一般家庭にはない脚立を用意する必要があります。
また、カーポートの部材は長くて、なかには5メートルを超えるものもあります。
DIYはダメ2:テラス屋根
テラス屋根もカーポートと同じく、高所作業を伴います。
また、基礎の固定がしっかりとできなければ、安全面に不安が残ります。
強度不足は致命的、もし工事後に屋根が落ちてきたらかえって高くつく可能性も…。
テラス屋根の設置は、注意が必要です。
DIYはダメ3:ブロック積み
ブロック塀は一見、ブロックを積むだけで簡単に作れるように思います。
しかし、ブロック塀は建築基準法で規制があり、好きなように積んではいけません。
また基礎工事を伴い、高さや鉄筋の本数など、細かく決められています。
ブロックを積み重ねるのも大変ですし、DIYで行うと安全面に不安があります。
もし崩れて通行人に倒れかかったら……本当に危険ですよね。
DIYはダメ4:土間コン
近年、土間コンをDIYで行う人は増えていますが、単純にコンクリートを敷くだけの作業ではありません。
土間コンクリートは高い技術が必要で、初心者が施工すると壊れる可能性があるため、かえって高くつく場合もあります。
また、雑草を抜いたり、整地・掘削といった作業があったりします。
砂利と残土の運搬や処分も必要です。
残土の処分には費用も発生するため、正直DIYだと損する可能性があります。
DIY非推奨5:塗り壁
塗り壁は職人さんの技術力がいる、極めてエキスパートな作業です。
モルタルで下地を塗り、キレイに平らに塗装するのは、実はプロでも難しい作業です。
しかも、塗り壁はやり直しがきかない一発勝負です。
素人が行うにはあまりにもハードルが高すぎるのでおすすめできません。
外構はDIYすれば「安い」という考えはもう古い!
自分でできる外構のDIYについてご紹介しましたが、「DIYすれば安くなる」というのは古い考え方です。
ネットショップによっては、
- 工事費が実質無料で購入できる
- カーポートの施工費無料キャンペーン
- 物置施工費半額キャンペーン
などが、実施されているケースもあります。
まずは、見積もりを取ってみましょう!
ただし、DIYする前提で業者に見積りを取ってはいけません。
- DIYするつもりなのに、業者さんに黙ってプランを描いてもらう
- プロプランをもらって、DIYで工事費無料でやっちゃおう
これは非常にモラルに反することなので、絶対にやらないようにしてください。
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
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実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
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